
■2026.01.17 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』

…
(中日・岡野祐一郎スカウト、ストレートの大切さに気がついた。現役時代、器用というは強みでもあり、弱みでもあった。決め球が無かった。カブス・今永昇太とも自主トレ。結局、投手はストレートあっての変化球。スカウトをしていて感じるのは今の大学生は本当に球種が多くなった。「真っ直ぐが大事なんですけどねぇ」という話題の続き)
若狭アナ:
中西投手の話です。
岡野さんが中西投手を初めて見たのは2024年の春でした。
岡野さんはスカウト1年目、中西投手大学3年生。
岡野さんは当時を振り返って、
岡野スカウト:
言葉は悪いですが、
その頃の中西は敗戦処理的な役割でした。
ビハインドのリリーフ。
リリーフということはショートイニングも多かったので、
どちらかというと力任せに投げるタイプでした。
まぁストレートは速かったですね。
3年秋からエースとなり、先発になりました。
すると少し印象が変わってきた。
ストレートも速かったですが、とにかく中西って器用なんですよ。
色々な球種をどんどん投げて、
リリーフの時より、まとまってきた印象です。
スライダー、カーブ、フォーク、カット、ツーシーム。
特にカットを多く投げていましたね。
小さな横変化って、簡単に打ち取れることもあるので、
結構、使っちゃうんですよね。
ただ、4年の春、
春のリーグの前半くらいに、ちょっと決め球に苦労するというか、
空振りがあんまり取れなくなって、
バッターに粘られる場面が増えてきたんです。
と。
あれ?これさっきの話とリンクしませんか?
そうです。
器用なピッチャーがハマってしまう、ドツボ。
多くの球種を投げるがゆえに突出したボールがなくなる現象。
これに、やや中西投手がはまっていったんです。
しかし、ここからです。
岡野スカウトが教えてくれました。
岡野スカウト:
リーグの後半から球種が消えたんですよ。
と。
「え?岡野さん、どういうことですか?」、
岡野スカウト:
いやいや、中西は投げていたボールを投げなくなったんです。
あんなに投げていたカットボールをリーグの後半から投げなくなったんです。
ツーシームも捨てたんですよ。
武器を捨てたんです。
と。
リーグが終わって岡野スカウトは中西投手と話す機会がありました。
短いやり取りでした。
岡野スカウト:
「今は、中西くん、変化球は何を投げているの?」と聞いたんですよ。
すると「カーブとフォークだけです」と答えたんです。
やっぱり消していました。
その意図、なぜ消したかまでは、その時は聞けなかったんですが、
きっと真っすぐを磨こうと思ったんじゃないですかね。
今時の大学生のピッチャーで球種を増やすピッチャーばかりの中、
捨てるピッチャーなんていないですよ。
と。
「岡野さん、で、どうなったんですか?カットとツーシーム消してどうなりました?」
岡野スカウト:
真っすぐがめちゃくちゃ速くなりました。
強くなりました。
キレと強さが出るようになりました。
150km/h近いボールがバンバン来て、
で、彼が凄いところはピンチの場面で、
もう1段階ギアを上げられるんです。
で、真っすぐが速いからフォークで空振りを取りまくるんです。
彼は「カーブ」と言ってましたけど、
厳密には速いカーブと大きいカーブがあるんですが、
その2種類のカーブでも空振りを取りまくって、
もう東都で奪三振率はトップですよ。
と。
なんと中西投手は球種を捨てていたんです。
ドラフトイヤーの春のリーグの途中で、
そして真っすぐを磨き、フォークとカーブで空振り取りまくり、
チームを勝利に導きまくり、ドラフト1位に上り詰めた男なんです。
『若狭敬一のスポ音』

明日の「スポ音」コラムは「岡野祐一郎スカウトにドラフト1位中西聖輝投手について聞いてみた」と題して語ります。ブルペンで25球を受けた前田章宏BCには「今まで受けた中で誰に近いストレートですか?」と聞きました。即答でした。お楽しみに!
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) January 16, 2026
…
(中日・岡野祐一郎スカウト、ストレートの大切さに気がついた。現役時代、器用というは強みでもあり、弱みでもあった。決め球が無かった。カブス・今永昇太とも自主トレ。結局、投手はストレートあっての変化球。スカウトをしていて感じるのは今の大学生は本当に球種が多くなった。「真っ直ぐが大事なんですけどねぇ」という話題の続き)
若狭アナ:
中西投手の話です。
岡野さんが中西投手を初めて見たのは2024年の春でした。
岡野さんはスカウト1年目、中西投手大学3年生。
岡野さんは当時を振り返って、
岡野スカウト:
言葉は悪いですが、
その頃の中西は敗戦処理的な役割でした。
ビハインドのリリーフ。
リリーフということはショートイニングも多かったので、
どちらかというと力任せに投げるタイプでした。
まぁストレートは速かったですね。
3年秋からエースとなり、先発になりました。
すると少し印象が変わってきた。
ストレートも速かったですが、とにかく中西って器用なんですよ。
色々な球種をどんどん投げて、
リリーフの時より、まとまってきた印象です。
スライダー、カーブ、フォーク、カット、ツーシーム。
特にカットを多く投げていましたね。
小さな横変化って、簡単に打ち取れることもあるので、
結構、使っちゃうんですよね。
ただ、4年の春、
春のリーグの前半くらいに、ちょっと決め球に苦労するというか、
空振りがあんまり取れなくなって、
バッターに粘られる場面が増えてきたんです。
と。
あれ?これさっきの話とリンクしませんか?
そうです。
器用なピッチャーがハマってしまう、ドツボ。
多くの球種を投げるがゆえに突出したボールがなくなる現象。
これに、やや中西投手がはまっていったんです。
しかし、ここからです。
岡野スカウトが教えてくれました。
岡野スカウト:
リーグの後半から球種が消えたんですよ。
と。
「え?岡野さん、どういうことですか?」、
岡野スカウト:
いやいや、中西は投げていたボールを投げなくなったんです。
あんなに投げていたカットボールをリーグの後半から投げなくなったんです。
ツーシームも捨てたんですよ。
武器を捨てたんです。
と。
リーグが終わって岡野スカウトは中西投手と話す機会がありました。
短いやり取りでした。
岡野スカウト:
「今は、中西くん、変化球は何を投げているの?」と聞いたんですよ。
すると「カーブとフォークだけです」と答えたんです。
やっぱり消していました。
その意図、なぜ消したかまでは、その時は聞けなかったんですが、
きっと真っすぐを磨こうと思ったんじゃないですかね。
今時の大学生のピッチャーで球種を増やすピッチャーばかりの中、
捨てるピッチャーなんていないですよ。
と。
「岡野さん、で、どうなったんですか?カットとツーシーム消してどうなりました?」
岡野スカウト:
真っすぐがめちゃくちゃ速くなりました。
強くなりました。
キレと強さが出るようになりました。
150km/h近いボールがバンバン来て、
で、彼が凄いところはピンチの場面で、
もう1段階ギアを上げられるんです。
で、真っすぐが速いからフォークで空振りを取りまくるんです。
彼は「カーブ」と言ってましたけど、
厳密には速いカーブと大きいカーブがあるんですが、
その2種類のカーブでも空振りを取りまくって、
もう東都で奪三振率はトップですよ。
と。
なんと中西投手は球種を捨てていたんです。
ドラフトイヤーの春のリーグの途中で、
そして真っすぐを磨き、フォークとカーブで空振り取りまくり、
チームを勝利に導きまくり、ドラフト1位に上り詰めた男なんです。
中日・岡野祐一郎スカウト、ドラフト1位・中西聖輝の「凄み」を語る
中日・岡野祐一郎スカウト、ドラフト1位・中西聖輝について言及する「彼に関しては何も問題ない。ただ、青山学院時代に…」
岡野スカウトが語ります。







