
■2025.12.21 スポーツナビ
胸に刺さった「伸びしろがある」という言葉
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) December 21, 2025
小笠原慎之介は菊池雄星から何を学んだのか?#野球 #メジャーリーグ #MLB https://t.co/QDagkS7mRY
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胸に刺さった「伸びしろがある」という言葉 小笠原慎之介は菊池雄星から何を学んだのか?
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菊池の教えをどう結果につなげるか
話を菊池との関係に戻すと、投げ合った年のオフ、名古屋の地元局が、菊池との対談をセッティングしてくれた。岩手まで行って話を聞く機会があったものの、その後、2人が会うことはなかった。
「もちろん、連絡先も教えてもらいましたが、恐れ多くて、連絡できなくて」
菊池は18年オフ、ポスティングシステムを利用して、マリナーズへ移籍。物理的な距離も開き、再び投げ合うとしたら小笠原も海を渡るしかなかったが、ようやくその道筋が見えた昨年オフ、ポスティング申請が受理されると、菊池から連絡があった。
「何かあったら、いつでも連絡してきて」
今年1月、小笠原も夢を叶え、メジャー移籍を果たした。しかし、シーズン中は最後まで会えずじまい。キャンプ地は菊池がアリゾナ、小笠原がフロリダ。6月28日からナショナルズはアナハイムに遠征したが、小笠原はそのとき、右脇腹の怪我からようやく復帰し、マイナーで投げ始めたところだった。7月6日、ダブルヘッダーで先発が足りなくなったこともあって小笠原は緊急昇格。その日のレッドソックス戦に先発してメジャーデビューを果たしたが、2試合で降格。一連の流れは、既定路線でもあったが、そんな頃、「慎之介は、どんな感じですか?」――と菊池から声をかけられた。
オールスターゲームの試合前。多くのメディアでごった返す中、あまり込み入った話はできなかったものの、「オフには岩手に行って、一緒に練習をしたいと話していましたよ」と伝えると、9月に再び会ったとき、「11月終わりから、岩手でトレーニングをしているので、うまくタイミングが合えば。連絡するように伝えてください」と伝言を託された。
すでに触れたように、小笠原にとって菊池は、気軽に連絡をすること自体、はばかられる存在。しかし、連絡をくれ、と言われている以上、そうするしかない。意を決して連絡をすると、12月10日から一緒に練習することが決まり、10月終わりには、そのためのオンラインミーティング。オフのテーマを聞かれ、球速アップといった課題を伝えると、「こういうことをしたほうがいいんじゃないかな」と様々な提案を受けた。その都度、刺激を受けた小笠原は、「ついていけるよう、勉強しないと」と頬をほころばせた。
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