「龍ちゃんと、一緒に野球したい」　中日ドラフト1位・中西聖輝が野球を始めたきっかけ

■2025.12.15 中日スポーツ

4学年上の兄・龍一さんへ憧れて野球の世界へ…中日1位・中西聖輝、”猿壁当て”で覚えたボールを操る喜び


　「龍ちゃんと、一緒に野球したい」。一緒にお風呂に入っていると小学生になった中西は父・あざみさんに野球を始めたい明確な意思を伝えた。龍ちゃんは4学年上の兄・龍一さん。中西が物心ついた時には、後に大阪産業大野球部で主将を務める兄は地元の少年野球チーム「橿原ドラゴンズ」でプレーしていた。

　自らも中学まで野球をし、同チームでコーチをしていたあざみさんは「『野球やれ』って始めさせるより、自発的に聖輝が『やりたい』と言うよう仕向けたかな」と振り返る。龍一さんの練習には園児だった中西も連れて練習へ。脇で練習を見ていた中西は父の狙い通り、野球への思いをぶつけてきた。小さいころは兄弟と父で仲良くお風呂に入っており、中西も記憶は鮮明だ。「父には『絶対やめへんって約束するなら、野球を始めてもいいよ』って言われました」。覚悟を持って、野球の世界に飛び込んだ。

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中西投手が語りました。

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