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森繁和さん、2009年当時の「立浪と一樹の引退」について語る

森繁和
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立浪と一樹の引退
　長年チームを引っ張った立浪と一樹がこの年限りで引退した。立浪は前年の時点でこのシーズン限りで引退することを公表していたので、予め分かっていた引退ではあった。兼任コーチになった時点で将来指導者になるための準備なのだろうと私が思っていたことは前に書いたが、落合さんのなかでは引退後は兼任の肩書きを外してそのままコーチにしようという考えがあったと思う。だけど立浪は引退すると同時に「外から一度野球を見て勉強したい」と現場を離れてしまった。そのまま残ってコーチをしたほうが良かったのか、外に出たことが良かったのかは私には分からない。

　一樹は夏頃に落合さんと私が監督室に呼んで話をした。落合さんは「選択肢は三つある。コーチ、トレード、解説者。一週間以内に答えを出してくれ」と言って、私は「他球団でやりたいなら俺が話を聞いてやることもできるぞ」と話をした。その後一樹は引退を選んで翌シーズンから一軍の打撃コーチになった。その翌年には二軍監督にも就いている。球団の方からは一時期、立浪と同様に将来の監督候補の一人として一樹の名前も挙がっていた。落合さんの頭のなかにもそれがあったから引退して直ぐに一樹を要職に就けて、指導者の経験を積ませたのだろう。現役の晩年は二軍暮らしも多くなり不本意だったかもしれない。けれど、そのときの悔しい思いや苦しみが、今監督になって財産となっていると良いなと思う。

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 1 個のコメント
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  1. 542 ：mExYwZDYw-xM2(softbank001115158243.bbtec.net)-Yz
    2025年12月10日 22:11
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    見事に明暗が分かれているな、一樹にはもう2.3年は必ずやって欲しい

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