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森繁和さん「8月途中、『谷繁を解任しろ』という白井オーナーの鶴の一声で…」

森繁和
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■2025.11.21 スポーツナビ











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谷繁監督の解任で“監督代行”を打診された森繁和氏 最初は断るつもりも「娘からの一声」で決心


「お前が代行をやってくれ」
 谷繁監督が専任となり、私自身も気持ちを新たにして迎えた勝負の3年目。5月が終わった時点で勝率5割の2位につけるなど序盤は好調だった。ビシエドという待望の四番が来て打撃も好調。「今年はいける」という手応えもあった。あの時期はベンチもみんなそう思っていた。でもビシエドがあまりにも打ち過ぎていたので、果たしてこのまま交流戦でも打てるかという心配もあった。パ・リーグの球団はセ・リーグと違ってインコースの厳しいところに投げてくるし、「ここが弱い」と思えば徹底して攻めてくるからだ。嫌な予感は当たるもので、それでビシエドはバッティングを崩された。この頃の交流戦は1カードしか対戦がなかったので、対策を練って次の対戦でやり返すということもできない。交流戦は7勝11敗で負け越し。チームもここから落ちていった。

 8月途中、「谷繁を解任しろ」という白井オーナーの鶴の一声で、谷繁政権は突然幕を下ろされることになった。攻撃時に普通は監督の隣に打撃コーチがいるものだが、谷繁監督の横にはいつも「野手コーチ」の佐伯がいた。そうなると打撃コーチは当然面白くはない。そういうのをカメラで抜かれると、見ているファンもおかしいと思うだろうし、ベンチの選手達もそう感じる。勝っているときは誰も気にしなくても、負けてくるとそうなってしまう。佐伯は二軍監督時代に問題を起こしていたことは前に書いたが、そういった話は全部オーナーの耳にも入っていたので、佐伯に対して良い印象は持っていなかったのだろう。それで二人が映っているテレビ画面を見て「こんな状態は見るに耐えん! 辞めさせろ!」と怒った。私はそう聞いている。落合さんは「(4年契約だから)もう1年やらせるべきじゃないですか? そっちのほうがいいんじゃないですか?」と言ったそうだが、オーナーは耳を貸さなかった。それで谷繁監督と佐伯コーチの事実上の解任が決まった。

「次(の監督は)は誰にするんですか?」と落合さんが聞くと、「小笠原がいるだろう」とオーナーは言ったそうだ。さすがにそれは「まだ早いでしょう」ということで、このシーズンは代行監督を立てて戦うことが決まった。谷繁監督の休養会見が開かれる前、落合さんが球団社長と一緒にナゴヤドームに来た。私は落合さんにこう言われた。

「谷繁が終わる。お前が代行をやってくれ」

 谷繁監督の解任が決まってしまった以上、ヘッドの私が代行をやるしかない。「分かりました」と答えたが、3年間この成績なのだからシーズンが終わったら当然自分も辞めるつもりだった。監督が終わるならヘッドの自分も当然終わり。ずっとそう思っていた。ああいうチーム状態で監督が途中で代われば、もちろんみんなシュンとなる。私は選手達に「代行として俺がやることになった。監督が代わったけど、チームのためとか、そんなことよりもまず自分のことを考えて残り試合をやっていこう」と話した。


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 2 件のコメント
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  1. 296 :DgzOwYjU4-zZm(123-48-133-212.area54b.commufa.jp)-OD
    2025年12月6日 07:50
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    この時期一番球団運営やる気無さそうに見えたな
    中日は

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    +1
  2. 297 :TA4ZzYzRj-5Yj(p165.net061211199.tokai.or.jp)-OD
    2025年12月6日 07:56
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    落合GM谷繁監督時に球団で起こっていたことを推察すると
    暗黒期に片足を突っ込んでいたのでこれを3年以内に脱却するためコア選手を大島、平田、大野で考えそのタイムラインに合う選手をドラフトする2014年2015年ドラフトでの即戦力重視ドラフトをするフロント
    勝利を優先するため使える選手を取っ替え引っ替えした結果ほぼ全ポジションでレギュラーが固定できず結局元黄金期の選手と外国人メインで使うことになり何のための即戦力ドラフトだったのかわからなくなる
    2015年に和田の引退をきっかけに落合と谷繁の間に亀裂が入っているのこのフロントと現場の齟齬はあったと思う

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