
■2025.10.17 RadiChubu-ラジチューブ-
川上憲伸が語る主砲の影響力。タイロン・ウッズへの警戒から生まれる好機
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タイロン効果の威力
川上さんが特に印象的だったのは、タイロン選手の存在が打線全体に与える影響でした。
「相手ピッチャーはタイロンを意識するので、その前後のバッターに対してもアップアップになってるんですよ」
タイロン選手を警戒するあまり、福留孝介選手にスリーボール・ワンストライクになったり、和田一浩選手や中村紀洋選手、森野将彦選手を出塁させてしまい、結局満塁になってしまうことも。
「ピッチャー心理はよくわかるんですけど。タイロンひとりの存在で、相手ピッチャーがすごく負担を負いながら投げてるなという感じがしましたよね」
好打者が生む連鎖反応
川上さんは、こうした打線の相乗効果についてさらに語ります。
「例えば、(ジェイソン・)ボスラーが3番、細川(成也)選手が4番、(マイケル・)チェイビスが5番にいたとする。ボスラーが最近やたら打つなとなってる時は、その背景に細川が打っているということがあるんです」
ひとりの好打者が調子を上げると、相手投手はその選手を意識。すると前後の打者にもチャンスが生まれ、打線全体が活性化するという理論です。
「その中でドラゴンズには、メジャーでも活躍できる福留孝介選手がおったりとかね。これはもう、尚更だったなっていう感じはしますよね」
あの頃の中心にタイロン・ウッズがいたように、今の打線にも核となる選手たちがいます。川上さんが語る打線の相乗効果の話は、来季への期待を感じさせるものとなりました。
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川上憲伸さんが語りました。