元中日・中田翔さんが守備を語る時は打撃の話から入る　その理由は…

■2025.09.20 中日スポーツ

「自分が野手を助けられるのはそこしか…」中日・中田翔が献身と努力でゼロから作り上げた“日本一の一塁守備”


　高校時代はエースで4番。才能あふれる打撃に対して、守備はゼロからのスタートだった。当時を知る関係者は「見てられなかった」と口をそろえる。打つだけの選手で終わっていたかもしれない若き日の中田に、守備の重要性をわからせた3人がいる。

　「ハンドリングと球際はムチャクチャやりましたよ。真喜志（康永、内野守備コーチ）さん、金子（誠）さん、小谷野（栄一）さん。守りの大切さを若いときにたたき込まれました。普通のことを普通にこなせ。厳しく教えてもらったので」

　一塁手としてセ・パ両リーグでゴールデングラブ賞5度。中田が守備を語るとき、実は打撃の話から入る。

　「仲間がホームまでかえってきてくれる。じゃあ自分が野手を助けられるのは、そこしかなかったんです。ショートバウンド（の送球）をオレがカバーする。オレができること…。そこは強く意識してやってました」

　出塁して、犠打で進めてくれる仲間がいて、打点を稼げる。ならば守備では自分が助けよう。献身。その思いがやんちゃな中田に守備への意識を高めさせたのだ。

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中田翔さんの思いです。

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