中日ドラフト4位・石伊雄太、ドラフト1位・金丸夢斗とヤクルト・村上宗隆との対戦について振り返る

■2025.09.11 中日スポーツ

三振→被弾→大飛球…中日・金丸ー石伊の若きバッテリー “三冠王”との3打席が糧に 抑えて学び打たれて覚える


　「打った瞬間はやばいとは思わなかったんですが、どんどん打球が伸びて『え、入るの？』って…。最後は岡林の足が止まったので」

　村上との3打席は見応えがあった。第1打席は緩（カーブ）2球で追い込み、5球目は一転して急（152キロ）。空振り三振に仕留めた。しかし、2度目はないのが村上だ。4回無死一塁では再びカーブから入り、1ボール2ストライクと追い込んだが外角への150キロを左翼席まで運ばれた。そして3度目が冒頭の大飛球。若きバッテリーには収穫と反省、何よりも超一流の怖さを知る機会となった。金丸が勝ち、岡林が自己最多の4打点を挙げ、石伊が支える。そんな試合を見ながら、僕は3カ月前、博多の夜を思い出していた。その3人と福留孝介さんが集まり、末席に僕もいた。若き才能と竜のレジェンドは、配球論を語り合っていた。「内に急、外に緩」。それが基本だが、福留さんは「あえて内に緩、外に急も必要」だと説いていた。　「幅を広げないと、という意味でね。金丸の投球だと固まってしまう可能性があるので」。短期リーグの大学やトーナメントの社会人と、同じ相手と戦い続けるプロとの違い。バッテリーがあの日の会話を意識したかはわからないが、1打席目は外に急で打ち取り、続けた2度目は痛打を浴びた。

　「カーブが合ってなかったので（決め球も）それでと思いましたが、（終盤に）置いておきたい思いも…。それが通用しないのが村上さん。ただ、（金丸）夢斗は三振をガンガン取るタイプではありませんが、そういう勝負もできることはわかりました」

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矢野燿大さん、1軍復帰の中日ドラフト1位・金丸夢斗へメッセージ

中日・落合英二2軍監督「1軍で勝てない感じのやつは、僕は分かった感じがしたのでアドバイスはした。（中身は）言えないですけどね」「なぜ勝てないんだろうと、ずっと僕の中で引っかかっていた。本人には試合中に伝えた」

試合後に振り返りました。

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