中日・岡林勇希「ここから先は自分の数字じゃない。CSに行くかどうか。行きたいんです」

■2025.09.04 中日スポーツ

“最も盗みにくい投手”阪神・伊藤将は「クイックの時が勝負」二盗決めた中日・岡林の勇気が難敵攻略への分岐点に


　「打者のこともあるので、3球目までにはいくと決めてました。（初球が）ボールだったので、よし思い切っていこうと…」

　「たぶん（けん制と投球）どちらでもいけるように足を上げているんですよね。だからクイックモーションのときが勝負。（スタートを）切っちゃえば勝ちなんです」

　岡林が高阻止率をくぐり抜け、伊藤将から盗んだ2人目のランナーになれたのは、この勇気だった。通常は走れないはずのクイックモーションこそが伊藤将の狙い目。この1球を境に、左腕の土台は揺らぎ始めた。安打も1本増やし、近本と1本差。小園との三つどもえの最多安打争いが佳境を迎える。だが、岡林はこう言った。

　「ここから先は自分の数字じゃない。CSに行くかどうか。行きたいんです」

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中日・岡林勇希「（打球が）抜けたら狙うのは当たり前。三塁打のほうが前進守備でヒットゾーンが広がるし、犠牲フライでもいいという気持ちになる。バンテリンは広いですし、そこは狙っていこうと思います」

元中日コーチ・荒木雅博さんが「これはうまい！」と絶賛した場面

岡林選手の思いです。

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