
■2025.08.09 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』

若狭アナ:
前々からやっぱりスカウトのみなさんが、
「早く導入してほしい」とは話していたので、
この前の「newsX」でもちょっとご紹介したんですが、
私は前チーフスカウト・米村明さんに今回のセリーグDH制の再来年導入について、
「スカウト目線でどうか」ということを聞きました。
米村明:
これを機にドラゴンズのドラフト戦略も大きく変えるべきでしょうね。
私がスカウトだった時は肩の強さと正確性が必須条件でした。
そのためにリストから消した選手がいました。
今年も既に消した選手がいるはずですから、
会議が改めて必要になってくるはずです。
例えばファーストしか守れないような選手も、
打撃が魅力なら上位で指名することもあるでしょう。
と話しておりました。
要するに投げることへの不安がある選手は敬遠していたってことなんですね。
これを米村さんに「捕ることはどうなんですか?」と、
米村明:
捕ることは練習でなんとかなる。
スローイングに難アリという選手は、なかなかプロでは厳しいんだ。
という話をしていました。
なぜならセ・リーグは守らなければいけないから。
そんな中で放送では山川穂高選手を「newsX」でご紹介して、
実はドラゴンズ当然、評価してたんですけれども、
他球団のほうが評価が高くて、埼玉西武ライオンズに当時2位で指名された。
いわば獲られたという形になった。
そういった逃がした魚が大きいというケースは沢山あった。
中でもね、私はちょっと知らなかったんですが、
今のバッティングコーチ松中信彦さんは熊本県出身で八代第一高校時代からバッティング素晴らしかったんですけども、
現在の秀岳館高校そこから社会人、新日本製鐵君津に行って、
結局ね、日本を代表するようなバッターになって社会人5年目、
結構ね、社会人歴長いんですよ、松中さん。
社会人5年目の時、1996年にアトランタオリンピックに出るようなこともあって、
当時、ダイエーホークス逆指名。
昔ありましたね、逆指名。
これで入団して、平成唯一の三冠王なんですが、
米村さん、
米村明:
彼のバッティングは誰もが認めるところでした。
結局、逆指名だったので、
ウチがいくら評価しても獲れたかどうかは分かりませんが、
彼は高校時代に左肘を痛め、右投げに変えた経緯がある選手なんです。
スローイングについては少し厳しい評価をしていました。
と。
これ、凄くないですか(笑)
もともと左投げ、左打ちなんですね、松中さんは。
で、高校時代に左肘を傷めたので右投げに変えているんですよ(笑)
「えぇっ!?」と(笑)
それで野球やってたんですって。
で、私はその話をどうしても「newsX」でもしたかったので、
バンテリンに行けなかったから、
バンテリンにいる榊原裕介アナウンサーにその話を聞いてもらったら、
「これは事実です」と。
松中コーチも、
松中コーチ:
高校時代に右投げに変えたことは事実です。
社会人5年目にアトランタオリンピックに出場する際、
左投げに戻した。
すると若かったので知らない間に治ってました(笑)
というふうに笑っていたそうですが、
そこからもう1回左投げ左打ちに戻して活躍した。
と。
でも松中さんが強調していたのは、
松中コーチ:
当時、DH制があることがとっても大きかったです。
と。
で、結局、DH制のあるパ・リーグのソフトバンクを当時のダイエーを指名してたんですけれども、
ひょっとしたらね、あの時代にセリーグにもDHがあったら、
松坂さんの選択肢の1つにセリーグの球団があったかもしれないということで、
これはアマチュアの選手にとっても、特にこの投げることへの不安がある選手にとっても、
物凄くの広がることなんじゃないかなと思っております。
ドラゴンズの試合の内容も変わるでしょうし、
変わらなきゃいけないでしょうし、
そのためには結構、早い段階、
つまり今年のドラフトオフの補強から見直していく必要はあると思います。
『若狭敬一のスポ音』

若狭アナ:
前々からやっぱりスカウトのみなさんが、
「早く導入してほしい」とは話していたので、
この前の「newsX」でもちょっとご紹介したんですが、
私は前チーフスカウト・米村明さんに今回のセリーグDH制の再来年導入について、
「スカウト目線でどうか」ということを聞きました。
米村明:
これを機にドラゴンズのドラフト戦略も大きく変えるべきでしょうね。
私がスカウトだった時は肩の強さと正確性が必須条件でした。
そのためにリストから消した選手がいました。
今年も既に消した選手がいるはずですから、
会議が改めて必要になってくるはずです。
例えばファーストしか守れないような選手も、
打撃が魅力なら上位で指名することもあるでしょう。
と話しておりました。
要するに投げることへの不安がある選手は敬遠していたってことなんですね。
これを米村さんに「捕ることはどうなんですか?」と、
米村明:
捕ることは練習でなんとかなる。
スローイングに難アリという選手は、なかなかプロでは厳しいんだ。
という話をしていました。
なぜならセ・リーグは守らなければいけないから。
そんな中で放送では山川穂高選手を「newsX」でご紹介して、
実はドラゴンズ当然、評価してたんですけれども、
他球団のほうが評価が高くて、埼玉西武ライオンズに当時2位で指名された。
いわば獲られたという形になった。
そういった逃がした魚が大きいというケースは沢山あった。
中でもね、私はちょっと知らなかったんですが、
今のバッティングコーチ松中信彦さんは熊本県出身で八代第一高校時代からバッティング素晴らしかったんですけども、
現在の秀岳館高校そこから社会人、新日本製鐵君津に行って、
結局ね、日本を代表するようなバッターになって社会人5年目、
結構ね、社会人歴長いんですよ、松中さん。
社会人5年目の時、1996年にアトランタオリンピックに出るようなこともあって、
当時、ダイエーホークス逆指名。
昔ありましたね、逆指名。
これで入団して、平成唯一の三冠王なんですが、
米村さん、
米村明:
彼のバッティングは誰もが認めるところでした。
結局、逆指名だったので、
ウチがいくら評価しても獲れたかどうかは分かりませんが、
彼は高校時代に左肘を痛め、右投げに変えた経緯がある選手なんです。
スローイングについては少し厳しい評価をしていました。
と。
これ、凄くないですか(笑)
もともと左投げ、左打ちなんですね、松中さんは。
で、高校時代に左肘を傷めたので右投げに変えているんですよ(笑)
「えぇっ!?」と(笑)
それで野球やってたんですって。
で、私はその話をどうしても「newsX」でもしたかったので、
バンテリンに行けなかったから、
バンテリンにいる榊原裕介アナウンサーにその話を聞いてもらったら、
「これは事実です」と。
松中コーチも、
松中コーチ:
高校時代に右投げに変えたことは事実です。
社会人5年目にアトランタオリンピックに出場する際、
左投げに戻した。
すると若かったので知らない間に治ってました(笑)
というふうに笑っていたそうですが、
そこからもう1回左投げ左打ちに戻して活躍した。
と。
でも松中さんが強調していたのは、
松中コーチ:
当時、DH制があることがとっても大きかったです。
と。
で、結局、DH制のあるパ・リーグのソフトバンクを当時のダイエーを指名してたんですけれども、
ひょっとしたらね、あの時代にセリーグにもDHがあったら、
松坂さんの選択肢の1つにセリーグの球団があったかもしれないということで、
これはアマチュアの選手にとっても、特にこの投げることへの不安がある選手にとっても、
物凄くの広がることなんじゃないかなと思っております。
ドラゴンズの試合の内容も変わるでしょうし、
変わらなきゃいけないでしょうし、
そのためには結構、早い段階、
つまり今年のドラフトオフの補強から見直していく必要はあると思います。
中日・松中信彦コーチ、セ・リーグのDH制導入についてコメント
落合博満さん、セ・リーグDH制導入について言及する
米村明さんが明かしました。