
■2025.07.18 日刊スポーツ
■2025.07.18 日刊スポーツ
【中日】松葉貴大、大体大時代から変わらない地道で丁寧な姿勢 恩師も喜んだ球宴初選出
「うれしいですねえ」と選出を喜んだのが大体大の恩師、中野和彦前監督(現GM)だった。
12年のオリックス1位とプロ入りは華々しかったが、そこにたどり着くまでの道は険しかった。東洋大姫路(兵庫)1年で背番号1をつかみながら、左肘の故障で野手に転向。4強入りした08年センバツは「2番・右翼」で出場した。大体大ではライバル関西国際大の左腕エース松永昂大(元ロッテ)攻略のため、打撃投手を買って出た。心意気だけではなく、投手としての能力を中野監督に認められ、投手としての道が再び開けた。
ケガで苦労した経験からか。春季キャンプでの投げ込みを通しての体との対話を、松葉は大事にしている。「ブルペンで投げ込みながら、腕の角度、球を離す位置、足の上げ方など、オフにつくったその年の体に一番合う投球フォームをつくっていくんです。これなら体に負担がかからないな、腕を振りやすいな、とか考えながら」と毎年、投球フォームを微調整しながら開幕に臨む。地道で丁寧な姿勢は、投手として再出発した大体大時代から変わらない。
「とにかく野球が生活の中心。それは大学時代と本当に変わらない。同期からは『松葉は付き合いが悪くて…』ってからかわれているようですが」と恩師は明かす。信念を持ち、技術と経験を積み重ねてきた。球宴は、その成果の表れだろう。
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