中日・ブライト健太、スタメン出場を振り返る

■2025.07.13 中日スポーツ

中日・ブライト健太、6月21日以来の先発に燃えた 初回は先制タイムリー二塁打、10回はサヨナラ勝利呼び込むバスターエンドラン


　「もう、打ってやろうだけでした」。フルカウントになるまでに一塁走者の田中幹也内野手が二盗、三盗を決め三塁へ。広島の先発佐藤柳の142キロ直球を、いつも通りフワっと構えてブンっと振った。とらえた打球は右翼末包の頭を越えていった。先制の適時二塁打。「幹也が三塁までいってくれたので、最低外野フライという気持ちで打席に入ることができました」。続く細川成也外野手の左中間二塁打で2点目のホームを踏んだ。

　2回は2死二、三塁から四球を選んだ。「こういうのが増えると出塁率も上がってくると思う。いつも四球を狙うわけじゃないけど、取れるときは取れるようにしたい」。そして延長10回無死一塁では3ボール1ストライクからバスターエンドランのサイン。右方向に合わせると、これが二塁菊池の失策を誘い、一気に一、三塁にチャンスが拡大。「サインプレーは練習ではしていますけど、実戦ではあまりやったことがなかった。幹也がよく走ってくれた。もっとうまくできればよかったですけど」。何はともあれサヨナラ勝利を呼び込んだ。

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