「そろそろ考えないといけないな」　中日・大野雄大、今の投球術にたどり着いた転機

■2025.06.27 中日スポーツ

OB岩瀬仁紀さんから「そろそろ考えないと…」言われたのが転機、中日・大野雄大、苦悩の末にたどり着いた投球術 円熟味まして今季3勝目


　「何とかリードは保たないといけないと思って投げていたのでよかった」と白星に胸をなで下ろす。

　苦悩の末にたどり着いた投球術が今の生命線だ。2023年に左肘の遊離軟骨除去（通称、クリーニング）手術を受けてから昨季に復帰したが思うような投球はできなかった。転機は昨年6月29日のDeNA戦（バンテリン）で3本塁打を浴びるなど5イニングを5失点した試合。失意のマウンドの後、岩瀬仁紀さんから電話で「そろそろ考えないといけないな」とスタイルの変更を諭された。

　もともと150キロを超える直球でどんどん押し、変化球で打者を手玉に取る王道スタイル。2020年には圧倒的な成績で沢村賞にも輝き、「真っすぐで押す投球ができなくなる時は自分が辞める時」との自負もあった。レジェンドの助言は「頭では納得できていたけどふには落ちていなかった」と振り返る。

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大野雄大投手が語りました。

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