中日・佐藤龍世、感謝の思いを語る

■2025.06.28 中日スポーツ

新天地でヒーローとなった佐藤龍世、古巣への思い「監督、裏方さん、編成の方、そして西武ファンへ…感謝しかない」【番記者メモ】


　「感謝を忘れてはいけない」。ヒーローとなった佐藤は帰路につく前に力を込めた。

　西武で迎えた今季は開幕前、寝坊で移動に遅れ、3軍落ちした。「あってはならないこと」と今でも反省している。その後は「野球で結果を出すことが自分にできること」と気持ちを新たに、2軍で3割を超す打率を残した。だが、1軍には呼ばれなかった。

　全ては自らの過ちが招いたこと。佐藤は「見てくれている人は見てくれるって希望は捨てずに。ふてくされたりする暇もないなって。どんな形でも1軍の舞台の希望は捨てたことはなかったです」と前を向き続けた。

　そんな時に、中日が声をかけてくれた。金銭トレードという再起のチャンスは中日、古巣・西武のいろんな関係者が尽力してくれたからこそだ。「監督、裏方さん、編成の方への感謝の気持ちを忘れてはいけない」と胸に刻んでいる。古巣ファンへの思いも口にした。「西武ファンへの申し訳なさはあります。そして感謝しかない。リーグが違いますし、球団が変わっても応援してもらえるように」。

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佐藤龍世選手の思いです。

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