
■2025.06.04 RadiChubu-ラジチューブ-
勝ち星チームトップの中日・松葉貴大投手。武器は意外なアレ
松葉課長、残業続き
6月1日の読売ジャイアンツ戦では勝ちこそつかなかったものの、7回101球、被安打3の1失点という好投。
試合後、光山が本人に取材をしました。
ここまで5勝でチームトップの勝ち星に関して聞くと、松葉投手は「勝ち負けに関しては援護との兼ね合いもあるし、白星はあくまで結果なんです」と返答。
それよりもチームで最もイニング数を投げていることに自信を持っており、またやりがいを感じているそうです。
ここまで65イニングとチームトップで、リーグ4位の数字です。
昨シーズンまでは5回で降板することがほとんどで、これが定時退社する様子に似ていることから「松葉課長」という愛称で呼ばれていました。
実際に去年の平均投球回数は5.5回。しかし今年は6.5回と増えており、残業続きの松葉投手です。
監督との信頼の積み重ね
長くイニングを任されていることについて松葉投手は「もう1イニング監督に任せてもらった時に、投げさせてよかったと思えてもらえるピッチングができている」と自信をのぞかせました。
監督との信頼の積み重ねができているようで、ヒーローインタビューでも「7回も投げたい」という視線を監督に送っていたと話していました。
昨年はチャンスをもらっても打たれたり、ピンチを迎えてマウンドを降りることが多かった松葉投手。
今年はゼロに抑えている姿を見せることで、より長くイニングを任されるようになりました。
三浦「信頼を裏切らないというね。その結果出しているからこそのイニング数。素晴らしい」
今の松葉投手の武器とは
昨シーズンよりも抑えられている理由は一体なんでしょうか?
松葉投手の球速は速いわけではなく、むしろストレートの平均球速は去年に比べて下がっています。
しかし、これがいま大きな武器になっているとか。
ストレートの平均球速が下がったことにより、他の変化球の速度に近づいています。
変化球を投げた場合、バッターとしては直前までストレートが来ているように見えるため、惑わされやすいそう。
そのため、速度の低下がひとつの武器となっています。
記事全文を読む
中日・松葉貴大「キャッチャーそれぞれに色がある。石伊は石伊の色を出してくれた。ロッカーが隣なんですよ。バッテリーとして抑えられました」
中日・井上一樹監督、松葉貴大が好調を維持している理由を語る
イニング数に手応えです。