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【中日ドラゴンズ】5位から浮上へ苦手な交流戦「バンテリンで勝ち越せ」元中日監督・森繁和さん キーマンは上林選手 (2025年5月29日)
(※00:00~)



開幕から2カ月が経過し、中日ドラゴンズは5月28日現在、5位と厳しい状況です。6月3日からセ・パ交流戦が始まりますが、交流戦でのチーム浮上のキーマンを元中日監督・森繁和さんに聞きました。
ドラゴンズは開幕から2カ月ほどが経ったいま、セ・リーグ5位です。借金は今シーズン最多の6ですが、それらを吹き飛ばす可能性がある交流戦が始まります。
ドラゴンズの過去10年間の交流戦の成績を振り返ると、森さんが監督を務められた2017年は9勝9敗と勝率5割を達成しています。もう1つ、2021年は9勝7敗に分けで貯金を2つ作りました。しかしそれ以外のシーズンでは借金をつくっていて、負け越しています。
――森さん、当時を思い返しても交流戦というのは難しいなという印象はありましたか。
森繁和さん:
「監督をやっている時から、交流戦は難しさを感じていました。DH 制があるので、ホームとビジターの戦い方が少し違うという難しさがありましたね」
――DHといえば打撃専門の選手になりますが、中日ドラゴンズを含めてセ・リーグ球団にはそういう選手があまりいないわけですよね。
森さん:
「チームの中で誰がDHにまわるのが良いのかという検討で、打つだけの人の方が良い時もあれば、足、打撃センスを考えてオーダーを変えたりすることはあります」
森さんが考える交流戦のポイント
――普段のセ・リーグの戦い方とは違った戦い方になる部分に難しさがある、と。
森さん:
「セ・リーグが過去も弱いですよね。中日も大きく負け越さない、もう五分で良いと思います」
――そして、森さんに交流戦のポイントは「本拠地バンテリンドームで勝ち越せ!」ですね。詳しく教えてください。
森さん:
「普段通りの野球、そして、ホームとして使っているバンテリンドームで、普段通りの野球をすれば勝ち越すことはできると思っています」
「ロッテには勝ち越さないと…」
――中日は今シーズン、最初にロッテ戦、次にホークス戦があり、そのあと6月17日から本拠地で6連戦が組まれています。この3球団との戦いで何勝ぐらいしたいでしょうか。
森さん:
「ソフトバンクは負け越し、1勝2敗でも良いです。その代わり、ロッテ戦では“絶対”と言って良いほど勝ち越さないといけません。いま、ロッテがパ・リーグで中日と同じぐらいの位置にいますから、そこにまず勝つ。
そして次の遠征から1週間、山形や仙台、そしてベルーナドームです。ここがキーになってくるのですが、1勝2敗でもよいから、最後の6連戦で勝ち越して5割にする。欲を言えば1つ勝ち越すとかそのぐらいの準備が必要です」
――苦手なビジターでも、極力1勝ずつはしていきたいですね。
森さん:
「中日は、今まで7勝ぐらいが多いじゃないですか。大きな連敗もありませんが、連勝もありません。1勝2敗と2勝1敗、この差が違うところですね」
――ただ、今シーズンのドラゴンズで1つ好材料かと思うのは、同一カード3連敗はまだありませんね。
森さん:
「ないです。最近はジャイアンツ戦に2連敗してどうなるかなと思ったら、3連敗がありませんでした。これは、お客さんや観ている人たちはひと安心ですね」
なぜ、同一カード3連敗がないかというと、鍵になっているのは、両方とも先発投手である、松葉貴大投手と涌井秀章投手の2人です。松葉投手は実際、今シーズンも3度連敗をストップしています。涌井投手は前回の登板で素晴らしいピッチングで、7回無失点。ここまで4試合全て6イニング自責点3以下です。
――この2人がローテーションで、表裏にそれぞれいるところが大きいですよね。
森さん:
「大きいですよ。松葉投手は開幕からずっと調子が良いです。涌井投手は少し遅れましたが、その後からずっと調子が良いです。また、2人とも、パ・リーグ出身です。しかもOBなので、交流戦だけでも良いからこのまま頑張ってほしいですね」
【中日ドラゴンズ】5位から浮上へ苦手な交流戦「バンテリンで勝ち越せ」元中日監督・森繁和さん キーマンは上林選手 (2025年5月29日)
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開幕から2カ月が経過し、中日ドラゴンズは5月28日現在、5位と厳しい状況です。6月3日からセ・パ交流戦が始まりますが、交流戦でのチーム浮上のキーマンを元中日監督・森繁和さんに聞きました。
ドラゴンズは開幕から2カ月ほどが経ったいま、セ・リーグ5位です。借金は今シーズン最多の6ですが、それらを吹き飛ばす可能性がある交流戦が始まります。
ドラゴンズの過去10年間の交流戦の成績を振り返ると、森さんが監督を務められた2017年は9勝9敗と勝率5割を達成しています。もう1つ、2021年は9勝7敗に分けで貯金を2つ作りました。しかしそれ以外のシーズンでは借金をつくっていて、負け越しています。
――森さん、当時を思い返しても交流戦というのは難しいなという印象はありましたか。
森繁和さん:
「監督をやっている時から、交流戦は難しさを感じていました。DH 制があるので、ホームとビジターの戦い方が少し違うという難しさがありましたね」
――DHといえば打撃専門の選手になりますが、中日ドラゴンズを含めてセ・リーグ球団にはそういう選手があまりいないわけですよね。
森さん:
「チームの中で誰がDHにまわるのが良いのかという検討で、打つだけの人の方が良い時もあれば、足、打撃センスを考えてオーダーを変えたりすることはあります」
森さんが考える交流戦のポイント
――普段のセ・リーグの戦い方とは違った戦い方になる部分に難しさがある、と。
森さん:
「セ・リーグが過去も弱いですよね。中日も大きく負け越さない、もう五分で良いと思います」
――そして、森さんに交流戦のポイントは「本拠地バンテリンドームで勝ち越せ!」ですね。詳しく教えてください。
森さん:
「普段通りの野球、そして、ホームとして使っているバンテリンドームで、普段通りの野球をすれば勝ち越すことはできると思っています」
「ロッテには勝ち越さないと…」
――中日は今シーズン、最初にロッテ戦、次にホークス戦があり、そのあと6月17日から本拠地で6連戦が組まれています。この3球団との戦いで何勝ぐらいしたいでしょうか。
森さん:
「ソフトバンクは負け越し、1勝2敗でも良いです。その代わり、ロッテ戦では“絶対”と言って良いほど勝ち越さないといけません。いま、ロッテがパ・リーグで中日と同じぐらいの位置にいますから、そこにまず勝つ。
そして次の遠征から1週間、山形や仙台、そしてベルーナドームです。ここがキーになってくるのですが、1勝2敗でもよいから、最後の6連戦で勝ち越して5割にする。欲を言えば1つ勝ち越すとかそのぐらいの準備が必要です」
――苦手なビジターでも、極力1勝ずつはしていきたいですね。
森さん:
「中日は、今まで7勝ぐらいが多いじゃないですか。大きな連敗もありませんが、連勝もありません。1勝2敗と2勝1敗、この差が違うところですね」
――ただ、今シーズンのドラゴンズで1つ好材料かと思うのは、同一カード3連敗はまだありませんね。
森さん:
「ないです。最近はジャイアンツ戦に2連敗してどうなるかなと思ったら、3連敗がありませんでした。これは、お客さんや観ている人たちはひと安心ですね」
なぜ、同一カード3連敗がないかというと、鍵になっているのは、両方とも先発投手である、松葉貴大投手と涌井秀章投手の2人です。松葉投手は実際、今シーズンも3度連敗をストップしています。涌井投手は前回の登板で素晴らしいピッチングで、7回無失点。ここまで4試合全て6イニング自責点3以下です。
――この2人がローテーションで、表裏にそれぞれいるところが大きいですよね。
森さん:
「大きいですよ。松葉投手は開幕からずっと調子が良いです。涌井投手は少し遅れましたが、その後からずっと調子が良いです。また、2人とも、パ・リーグ出身です。しかもOBなので、交流戦だけでも良いからこのまま頑張ってほしいですね」
森繁和さん、ヘッドコーチ時代の自身の役割について語る【動画】
中日・井上一樹監督、落合博満監督時代の2軍監督としての1・2軍連絡について明かす
森繁和さんが語ります。