
■2025.05.27 47NEWS
「私は仙さんができなかったことをやりますよ」とチーム改編を断行・山田久志さん プロ野球のレジェンド「名球会」連続インタビュー(49) #47NEWS https://t.co/aeuZemSRtO @47news_officialより
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■2025.05.27 47NEWS
「私は仙さんができなかったことをやりますよ」とチーム改編を断行・山田久志さん プロ野球のレジェンド「名球会」連続インタビュー(49)
▽超人気者でも切る時は切る
中日ではリリーフ陣を、かなりうまいことつくり上げたなって言えますね。99年は配置転換がこんなにうまくはまるかって思った。あの時の投手陣って、そんなに豊富じゃなかった。オリックスと同じでリリーフ陣で勝とうと整備にかかったんですよ。先発で良い時と悪い時がはっきりしてしまうサムソン・リーを、星野仙一監督に相談してリリーフへ回した。岩瀬との左の二枚看板に落合英二を絡めて、それで宣銅烈。だから「仙さん、七回までリードしていたら絶対勝てるから、そういう野球をやってください」って。投手は山田に全部任せるっていうのが約束事でしたから、仙さんは私に3年間、ピッチャーのことをほとんど言いませんでした。
分かるんですよ。名古屋の気質というか、地元色をどうしても出していきたいっていうね。だけど、それだけじゃチームは絶対良くなりません。だから、(星野監督の後任で)中日の監督を引き受けた時に「仙さん、私は仙さんがやれなかったことをやりますよ」って、そういう話もしていたの、実はね。スター選手も切る時は切る。山崎武司だったり、中村武志だったり。彼らを本当は残してほしいんですよね。超人気者だし。そういうのをやれるのは(中日OBではない)私しかいなかった。
このままじゃ勝てないって(コーチで)3年間見ていて分かっていた。一番いいのは2、3年後ぐらいに戦えるチームをつくること。投手陣はある程度勝負できるから、あとは野手。一番は捕手だったね。それで(FA宣言した)谷繁元信を取りにいった。「これからは絶対に必要だから。チームが変わっていきますから」って(球団に)言った。谷繁の獲得が大きかったね。
荒木雅博は外野を守っていて、代走とか守備要員だった。足が速かったし、もともと内野手だから、じゃあ内野手に持ってこいよって。荒木がセカンド、井端弘和はショートで、立浪和義はどうするか。膝が悪いし腰も悪いし、サードだったらできるだろうと。じゃあ福留孝介はどうするって話になって、二宮至コーチが外野で勝負させてみませんかって話を持ってきた。孝介は「自信ありません」と言うから二宮が付きっきりで鍛えた。私が仙さんに「岩瀬を何とかせい」って言われたのを、今度は私が「孝介を何とかせい」ってコーチに振ったんですね。
好きなんだね。動かすとか、いろいろ考えていることが。今でも野球を見ていて、何でこいつをこう使わないのかなとか、そうやって見てしまう。「ああ、いい選手だ」なんて見ませんもんね。そういう野球の見方をする癖があるんだろうね。
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山田久志さんが「これは立浪監督の功績です。大きな功績です」と語ること
山田久志さんが語る「立浪政権の課題」
山田久志さんが語りました。