中日・福敬登の登板を「ベンチで見ていて感慨深かったです」と話していたのが…

■2025.05.26 中日スポーツ

ともに“難病”から復帰…同じ試合で競闘した中日・福と阪神・湯浅の絆「この不思議な病気を少しでも知って」


　そんな福を「ベンチで見ていて感慨深かったです」と話したのが阪神・湯浅だ。同点の7回から登板し、2イニングを無失点。3年ぶりの回またぎが決勝点を呼び込んだ。23日の復帰後初勝利から中1日で再び白星。何からの「復帰」なのかは、多くのファンが知っている。国指定の難病である「黄色靱帯（じんたい）骨化症」。福は2022年10月、湯浅は昨年8月にそれぞれ手術している。

　「（福島県の）同じ病院、同じ執刀医なので、先生は喜んでくれているかもしれませんね」と福は言った。復帰が見通せない不安ともどかしさ。チームは違うが、闘病の同志である。

　「初戦しかり、今日しかり…。今回は2勝とも湯浅君。こちらは負けているわけだから、複雑ではありますよね。ただ、全くの個人的な感想で言えば、同じ試合で投げられたことへの思いはあります。僕が復帰して抑えたときは三嶋さんもこんな気持ちだったのかなと」

　福は闘病の先輩である三嶋一輝（DeNA）の助言を仰ぎ、湯浅に経験を伝えた。だから、湯浅も「1軍の試合で一緒に福さんと投げられたのはうれしかった」と笑顔を見せた。

　「この病気はまだ認知されていない。よく『痛みはどう？』と聞かれますが、痛みはないんです。あるのはしびれと脱力感。この痛みはないけど不思議な病気と闘っている人はたくさんいます。湯浅君と投げ合ったことが話題になって、少しでも知ってもらえればなと思います」

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中日・福敬登、思いを語る

中日・福敬登「第二弾として生徒さんの寄せ書きが書かれた昇竜の工作品がドームのどこかに展示されてます」

難病から復帰した2人です。

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