中日・田中幹也「同じ境遇の方の助けになることがしたい」「僕が活躍すれば病気のことも知ってもらえる機会になる。実績を積んで安達さんのような活動ができれば」

■2025.05.21 中日スポーツ

中日・田中幹也の思い「活躍すれば、病気を知ってもらえる」昨オフ、同じ境遇の先輩との出会い「実績積んで安達さんのような活動ができれば」【番記者メモ】


　昨年オフ、用具メーカー「エスエスケイ」社とアドバイザリー契約を結んだ田中。プロスタッフ会議で顔を合わせたのは、昨季限りで現役を引退したオリックスの安達了一現内野守備走塁コーチ。田中と同じ国指定の難病「潰瘍性大腸炎」を患いながらプレーし、数少ない同じ境遇を共感し合える先輩だった。

　話す機会は初でもプロ入り前から安達さんのことは知っていた。病と闘いながらプレーを続け、出場1試合につき、1万円を日本炎症性腸疾患協会へと寄付していた。時間こそ長くはなかったが体調のことや、周囲に公表せずにひとりで病と向き合う患者がいることを教えてもらった。

　入団直後、「同じ境遇の方の助けになることがしたい」と語った田中。その気持ちは変わっていない。「僕が活躍すれば病気のことも知ってもらえる機会になる。実績を積んで安達さんのような活動ができれば」。思いを形にする道のりは続く。

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田中幹也選手の思いです。

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