中日・大島洋平が引き継いでいる“荒木イズム”

■2025.05.14 中日スポーツ

中日・大島洋平「僕自身も後輩に数字を抜かれる」憧れ荒木雅博さんを超える2046安打 「これからも記録を伸ばす」言葉で背中で引っ張る”イズム”体現


　2010年にプロの門をたたいた時から荒木さんはあこがれの先輩だ。2年目のオフから3年間、荒木さんの故郷・熊本で自主トレをともにした師弟関係。トレーニング方法だけでなく走塁面を中心に、野球に関して質問をすれば何でも快く答えてくれた。

　「僕がプロに入った時には既にバリバリのレギュラーの方。それでもバットを誰よりも振っていたし、誰よりも遅い時間まで練習していた」

　言葉だけでなく背中で後輩を引っ張る―。その姿勢はオフに古巣・日本生命で行う「大島塾」で示している。20歳近く年の離れた若手もいながら、誰よりも重いウエートを事もなげに持ち上げる。「自分ができないと、やっぱり言えないですから。荒木さんのように、いいお手本になれるように心がけています」。”荒木イズム”は大島、ひいてはドラゴンズの中に今も脈々と引き継がれている。

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