中日・松中信彦コーチ、石川昂弥への期待「4番は目先だけでなく…」

■2025.03.30 中日スポーツ

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　勝負を分けた打席は2ボールで始まった。そこから石川昂は2球続けてフルスイングした。空振りと真ん中真っすぐのファウルで追い込まれた。

　ここでDeNAは守備のシフトを変えた。同点やむなしで下げていた二遊間を前進させた。背番号25も脚の上げ方を変えて対応。高く上げるのをすり足にした。低めフォークを見極めてフルカウント。ストライクゾーンに来た外角低めスライダーを空振り三振した。

　指揮官の頭にはまず同点に追いつくイメージも仕上がっていた。たった11日前の19日。ソフトバンクとのオープン戦（みずほペイペイ）で石川昂は同じ1死二、三塁で、二ゴロを放ち打点を挙げた。指揮官は石川昂へ「最高のバッティングだぜ」と伝えている。追い込まれてもいない1ストライクからの2球目での軽打を褒めたたえている。

　初めから二ゴロ狙いでいいのか、すり足にして食らい付いて1点を奪いにいくのか、はたまた追い込まれても足を上げて一発逆転を狙うのか。松中打撃統括コーチは「4番は目先だけでなく大きく育ってほしい。追い込まれた真っすぐを仕留められたらよかった。打てなかったら練習するしかない」とコメントした。

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松中コーチがコメントです。

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