
■2025.03.11 RadiChubu-ラジチューブ-
想像と違った!中日OB・川上憲伸、打者イチローを語る
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投げていいのかな?
軸足とは逆の右足を振り子のように振るイチローさんの独特な打ち方は、掛け時計の振り子に例えられ、「振り子打法」と言われていました。
この振り子打法、対戦したピッチャーにはどう見えたのでしょうか?
川上「まず、びっくりしたのが、いつになったら打席に入るんかなあって言うぐらい、ホームベースから離れてる感じがしたんですよ」
バットを顔の前にグッと持ってきて、袖を引っ張るお決まりのポーズをやったから、もう投げていいよね?と戸惑うほどだったんだとか。
川上「どうしたらいいんだろうと思って、なんとなく投げたら、そこから急激に踏み込んできてのショートゴロでしたね」
踏み込みがすごい
イチローさんと対戦する前のイメージは、ベースに近く立ち、サラッと流し打ちのように打つイメージを持っていたそうです。
しかし実際に対戦すると全然違ったそうです。
マウンド上、投げ始めた川上さんからは、振り子の右足が柔らかく上がるのが見えたとか。
川上「僕がボールをリリースする瞬間にガーッとくる。それでは時計の時間がズレますっていう感じの、すごい踏み込みです」
一番大きい
また、イチローさんは打席に立つと身長も高く見えたそうです。
川上「自分の方にバットを立てられた時、思わず帽子取って『どうもです』って言おうかなと思ったぐらい大きく見えました」
イチローさんは細身。小さいイメージを持っていたそうですが、川上さんは「パ・リーグの打線の中で一番大きいんじゃないか」と思うほどだったとか。
川上「マウンドの方がバッターボックスより高い位置なのは間違いないんですけど、イチローさんと対戦した時は上を見上げてる感じでしたね」
対戦したピッチャーでないと分からないイチローさんのすごさ。川上憲伸さんのイチロー体験記でした。
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