
■2025.03.07 RadiChubu-ラジチューブ-
中日OB・伊藤準規が明かす!9番打者で狙ったノーノー秘話と憧れの中日入団
奇策が生んだ驚異の活躍
高校時代の快挙です。
「岐阜城北時代は1年秋からエースとして活躍し、夏の県大会では2年時の2007年に準々決勝の清翔高校(現:岐阜聖徳)戦でノーヒットノーランを達成し、チームの中軸打者として本塁打も記録している。3年夏の県大会では4回戦で敗退」
この記述について伊藤さんは「大正解ですね。すごい」と感心した様子。さらに「この試合、確か僕9番打ってるんですよ」と、興味深いエピソードを披露します。
普段は3番から5番を打っていたそうですが、監督が「『この試合は、準規を9番に置いた方がいい気がするから、準規9番で行くぞ』と言われた」と当時を振り返りました。
監督は投手に集中してほしいという思いもあったそうですが、この采配がピタリとはまり、見事にホームラン。さらにノーヒットノーランも達成しています。
この試合がきっかけでスカウトの方が増え、「違う、変わったぞ」と実感したといいます。
「三振全員取ってやろう」
マウンド上での思い出を聞かれると、意外な告白が。伊藤さんは「実はめちゃめちゃ狙っていた」そうです。
ノーヒットノーランは欲を出さずに9回を投げ切って出すもの。しかし、伊藤さんは5回終了時点で後輩から「準規さん、ノーヒットっすよ」と意識させられてしまったというのです。
「普通言わないですよね。『ノーヒットっすよ。やっちゃってくださいよ』って言われてから、『おっし、じゃあ俺あと全員三振取ってやろう』ぐらいの気持ちで行って、取れた」と振り返りました。
「プロのノーヒットノーランだと、みんな『言っちゃいけない』みたいな雰囲気がありますよね」という問いかけに、「あります。一番かわいがってた後輩なんで、イジりで来たのか分かんないすけど」と答える伊藤さん。
「一生言えますよね。『僕が言ったからですよ』みたいな感じになってないですか?」と宮部が尋ねると、伊藤さんは「そうなったら僕ちょっと怒りますよ」と笑いました。
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伊藤準規さんが明かしました。