■2024.12.31 Full-Count
叱咤してくれた先輩に「なんで怒ってんの?」 中日での後悔…プロ人生で得た“成長” #dragons #中日ドラゴンズ #npbhttps://t.co/ZN7SFNIqJX
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) December 30, 2024
■2024.12.31 Full-Count
叱咤してくれた先輩に「なんで怒ってんの?」 中日での後悔…プロ人生で得た“成長”
引退登板は73球…ベンチで迎えてくれた弟のねぎらいに感極まる
マウンドに立って背中でも手本を示してきたが、「自分が試合で投げることで、若手の登板機会を奪っているのかもしれない」。徐々に大きくなってきた思いが、ユニホームを脱ぐ合図だった。昨年8月、2024年シーズン限りで引退する意向を岩村監督に報告。1年をかけ、伝えるべきことは伝え、やるべきことはやり切り、丁寧にプロ人生の終活をしてきた。
2024年8月31日、福島・しらさわグリーンパーク野球場での古巣の栃木戦。5回から登板し、4イニングで3安打2四球3奪三振の2失点(自責点1)だった。中日時代に遅いと揶揄されたストレートも、制球で苦労することの少なかった数多の変化球も、観客を楽しませるための超スローボールも、思うがままに73球を投げた。
マウンドを降り、ベンチ前に並んだ首脳陣やチームメートとひとりずつ握手を交わす。最後に迎えてくれた弟の若松悠平外野手のねぎらいに、思わず目頭が熱くなった。試合は延長10回の末にサヨナラ勝ち。試合終了直後、空がこらえきれず、わずかに涙雨を降らせた。
慧眼のスカウトに見出された無名の高校生にとって、上出来の12年間だったかもしれないし、もっとやれた12年間だったかもしれない。それでも、生意気だった自分も、現実と向き合った自分も、全て受け入れることができた。「これから野球に携わっていきたい思いもありますし、それ以外の選択肢も考えたいと思っています」。人間臭く、次の道を進む。
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若松駿太さんが思いを語りました。