■2024.11.19 集英社スポーツ総合情報・ニュースサイト web Sportiva
今中慎二が振り返る中日のピッチャー陣。#髙橋宏斗 以外が勝てなかった理由とは?
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「先発ピッチャーが軒並み負け越しとなると、なかなか勝負になりません」https://t.co/rY4oNKrY1T
今中慎二氏に聞く中日の現在と今後。今季の #根尾昂 に対する見解、ドラフト1位ルーキー #金丸夢斗 について語ってもらった。
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「根尾の場合も精神的な問題が大きいような気がします」https://t.co/IM37kAVLz8
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今中慎二が語る中日・根尾昂の現状とドラ1・金丸夢斗への期待 理想の育成・起用法や課題は?
【根尾昂は先発にこだわりすぎた?】
――今季、根尾昂投手が一軍で登板したのは3試合で、そのうちの1回が先発でした(8月4日の広島戦に先発し、3回6失点で負け投手に)。二軍での登板を含む今季のピッチングをどう見ていましたか?
今中慎二(以下:今中) 根尾はどうしてもフォアボールを出してしまうのと、先発にこだわりすぎていたことが気になっていました。自分が臨時コーチとして春季キャンプで指導した時も、「彼はリリーフのほうがチャンスがある」と思っていたんです。
たとえば、ロングリリーフ。今の野球では、ロングリリーフは大事なポジションです。まずは先発が崩れてしまった後の2イニングなどを投げるポジションで頑張って、結果を出してから先発へ、という順序のほうがいいと感じていました。先発にこだわりすぎて、慌ててしまったかなという印象です。
――春季キャンプで「リリーフのほうがチャンスがある」と思われたのは、先発ピッチャー陣の層が厚かったからでしょうか?
今中 そうですね。キャンプで先発ピッチャーのメンツを見た時に、「ここに根尾が食い込んでいくのは現時点では難しいな」と。ただ、大野雄大や梅津晃大ら近年に手術をしたピッチャーは登板間隔を空けなければいけないし、「その部分はチャンスかな」と思っていたのですが……。結果的にはハマらなかったということですね。
――フォアボールを出してしまう原因はどこにあると思われますか?
今中 先ほど(前編で)もお話しましたが、根尾の場合も精神的な問題が大きいような気がします。今の選手は技術がありますし、メンタルを強くすればストライクは入るんです。根尾も高校の時はそうだった。アマチュア時代にストライクを取るのに四苦八苦していた投手が、プロに入る例はあまりないですから。
では、なぜプロ入り後にストライクに入らないことが起きてしまうのか。自分も若い頃そうだったのですが、やっぱり”怖さ”なんです。ずっと「打たれちゃいけない」「フォアボールを出しちゃいけない」という意識があると、そうなってしまうんですよ。
――登板を重ねるなかで自信をつけていくしかない?
今中 そう思います。今はいろいろな球種を持っていますが、一番投げる球種はやっぱり真っすぐ。そこに自信がないとしんどいです。いい真っすぐは、バッターが狙っていてもタイミングが合わなければ差し込まれたり、打ち損じたりするので、そこを突き詰めていかないと。
ファームで変化球を投げてコソコソ打ちとったところで、一軍ではなかなか通用しません。そこは、根尾がしっかり課題を持って投げていたかどうかが大事です。結果欲しさにファームで投げていたら、一軍では答えが出ない。ファームでは打たれてもいいですし、「自分が何をすべきか」が明確になっているかどうかを重視すべきです。もちろん結果を出して自信をつけて一軍へ、という選手もいますが、根尾はもう何年もやっているわけですし、大事なところはそこではないのかなと。
――来季はプロ7年目、投手としては4年目のシーズンを迎えます。
今中 新しい部分をなんとか見せていかないと。監督が代わったからといって、基本的に根尾を見る目はあまり変わらないと思います。井上一樹監督が何か新しい部分を伸ばそうというように見てくれれば、またちょっと違った面が出る可能性はありますけど。今までと同じようなイメージで見られるとなれば、それを覆していくのはなかなか難しいと思います。
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中日・梅津晃大、みやざきフェニックス・リーグで取り組んできたことを明かす → 今中慎二さんがそれを聞いて一言「うん。逆」
今中慎二さん「もう1回良い成績を出してくれたら、それはチームも上がるし、背負ってもらわんとね、3年連続最下位の原因を。年長者が(笑)」
今中慎二さんが言及です。