■2024.10.07 CBC MAGAZINE(CBCマガジン)
ドラゴンズ田島慎二、涙で始まり涙で終えた現役生活 家族、チームメイト、ファン…への感謝を通して振り返る
翌2017年には、クローザーを任されて34セーブをあげ、『タジ魔神』と呼ばれるようになった。しかし、プロ入り6年間で334登板と登板過多の影響もあったか、徐々に二軍で調整する時間が増えていった。そして2020年には左肘のトミー・ジョン手術も行った。それでも、一年のリハビリ期間を乗り越えて、マウンドに帰ってきた。
田島投手:「初めてあんな緊張したんじゃないかなっていうぐらい、投球内容を投げ終わった後に思い出せないくらい緊張して投げた。」
『勝負の年』として臨んだ今シーズン。6月に一軍昇格を果たすも、一つもアウトが取れずに降板し登録を抹消。この時に現役引退を決意した。
田島投手:「本当にドラゴンズファンの声援はすごい。僕自身も子どもの頃何度もドームに来て、応援席でメガホンを叩いて、一緒に応援歌を歌っていたんですけど。自分がグラウンドに立つ立場になってこんなに力になるとは思わなかった。13年間やってこられたのは、ファンの方々のおかげだと思いますので、本当に感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。」
そして、10月5日最後の登板は、共に戦った元チームメイトの京田陽太選手から空振り三振を奪って幕を下ろした。
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田島慎二さんが語ります。