■2024.09.25 RadiChubu-ラジチューブ-
若狭アナが推理。中日ドラゴンズ次期監督発表のXデーはこの日だ
谷繁さんに聞く
シーズン途中での辞任表明の時は、すでに次期監督選びが始まっているのでしょうか?
高木監督から交代した谷繁さんに、若狭が直接聞きました。
谷繁「俺に電話がかかってきたのは高木さんの退任発表の後だよ。日付までは覚えていないけど、数日後じゃなかったかなあ」
さらに落合博満さんから「白井オーナーがお前に監督をやらせたいと言っている」と電話があったんだとか。
最初は監督専任で現役引退がセット。まだ現役を続けたかった谷繁さんは1~2日ほど時間をもらったそうです。
谷繁「落合さんは俺を説得する役目だったみたい。その時、落合さんがGMするんだって言ってくれなかったからね。後で知ったよ(笑)」
2013年の流れ
若狭「高木監督退任前に、次期監督選びは進めていたかもしれないが、次の監督本人に伝えるのは現監督の退任発表の後なんですね」
谷繁さんが選手兼任監督で、と伝えると、球団はそれを飲み、公になったのが2013年10月9日です。2013年のシーズンは10月5日に終了していました。
高木監督の退任発表は9月25日。おそらくその前に監督選びは始まっていただろうと推測できますが、谷繫さんにオファーが来たのは9月25日の後。
谷繫さんが相談したのは恩師の大矢明彦さんだけ。マスコミに漏れる心配はありませんでした。
谷繁選手兼任監督就任発表は10月9日でした。2013年は退任発表から就任発表まで2週間かかっていました。
監督選びはどう進む?
谷繁さんはこんな舞台裏を話してくれたそうです。
谷繁「監督が報道陣の前で辞めると発表する時は、必ず事前に球団と話し合いをしているものだよ。突然監督が辞めるなんて言わない」
ただ、現場で戦っている選手やコーチには全く情報は入らないそうです。今回の立浪監督の辞任も試合後のロッカーで知ったようです。
谷繁さん曰く、後任監督選びには2パターンあるそうです。
まずその年で現監督が終わりと決まっているケース。高木監督の場合がこれです。
谷繁「後任監督選びは、球団トップの2~3人で早めに進めていると思うよ」
トップ2~3人の中にオーナーが入っていない場合は、球団幹部が候補者を何人かに絞ってオーナーから許可を貰うんだとか。
谷繁「あくまで候補者選びであって、俺の時もそうだったけど、本人に連絡が来るのは、今の監督が辞めると発表した後だね」
今はドタバタ
ふたつ目のパターンは、現監督が結果次第で続投の可能性があるパターン。
後任監督選びはこちらが難しいそうです。
谷繁「おそらく立浪さんも今年Aクラスなら続投だったんだと思う。その場合、早めに水面下で候補者選びをするのは難しい。それこそ漏れたら現場の士気にかかわる」
そして今回の候補者選びについて「これから始まるのでは?」と推測しました。
候補者は複数人いて、第一候補から連絡。第一候補がすんなり引き受ける場合もあれば、その人がコーチのリクエストをすることもあるそうです。
球団がその条件を飲んだとしても、今度はコーチになって欲しい人が受けてくれるかどうかの返事をもらうのにも時間がかかるんだとか。
「俺も当時、リクエストは出した。まあ、スケジュールとして次の監督はドラフトまでには決まるよ」と谷繁さんは言っていたそうです。
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谷繁元信さんが語りました。