■2024.09.11 中日スポーツ
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■2024.09.11 中日スポーツ
担当スカウトとして“最後のドラ1”…近藤真市さんがほれ込んだ高橋宏の右膝「できたのはチェンと杉内くらい」
4年前に「間違いなく1位だ」と確信した才能は、さらに大きな花を咲かせていた。高橋宏の熱投を、担当スカウトの1人だった近藤真市さんがスタンドで見守っていた。
「こうしてプロ野球を観客席から見たのは初めてかもしれません。今日は練習が午前中で終わったのと、宏斗が投げるから見てみようと思ったんです」
「宏斗が通っていた託児所が、僕の家のすぐ近くにあったんです。そして父親は僕と同学年。長久手高で野球をやっていて、最後の夏は僕(享栄高)とやってるんです。僕は2安打打たれてるんですよね」
これらは指名してわかったこと。しかし、当初は慶大志望だったため、青い糸はつながっていないはずだった。高橋宏が高校3年生だった20年は、新型コロナの感染拡大により春夏の甲子園がなくなった。実戦は激減し、スカウト活動も大きく制限された中で、中京大中京高は距離を取っての練習視察だけは許可してくれた。通常は進学志望を表明した選手の調査は打ち切るが、中日は高橋宏の動向を追い続けた。
「速い球を投げる、スプリットが落ちる…。でも僕がほれ込んだのは右膝なんですよ。打者に向かっていく時に、ポンと(二塁側に)割れるから、前に押す力が生まれる。あれをできたのはコーチ時代ならチェン。他には杉内(俊哉)くらいなんですよ」
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中日ドラフト1位候補の中京大中京・高橋宏斗投手「基本的には大学進学でいくつもり」
中日・米村明チーフスカウト「現状、我々は高橋宏斗君を最も評価しています。大学、社会人を含めてです」
近藤真市さんが語ります。