■2024.09.03 中日スポーツ
〔ちょい見せトーチュウ9/2〕2面
— 東京中日スポーツ (@tochu_sports) September 1, 2024
今中は超一流 中村のトークはセンス抜群 連載企画「ジャッジの裏側」 元NPB審判員 井野修さん#中日ドラゴンズ #今中慎二 #中村武志 #井野修 #ジャッジの裏側」
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■2024.09.03 中日スポーツ
今中慎二は超一流、中村武志はセンス抜群トーク…思い出深い2人の竜選手【井野修「ジャッジの裏側」】
◇元プロ野球審判員・井野修「ジャッジの裏側」
プロ野球の審判員を34年間務め通算2902試合に出場した井野修さん(70)が審判員時代に接したさまざまな選手のエピソードなどを紹介する企画「ジャッジの裏側」。今回は1990年代の中日のエースだった今中慎二さん(53)と、そのころの正捕手だった中村武志さん(57)との思い出を振り返る。
今中君はすごくテンポが良く、捕手に早い返球を求めていました。そこに”待った”をかけていたのが、中村武志君でした。際どいところをボールと判定されると、ミットを止めたまましばらく動かない。少しストライクゾーンに動かしてから止めたりもしました。
中村君としては、怖い星野仙一監督に必死にアピールしていたのでしょう。マスク越しに「ストライクと言わないと星野監督に怒られるのか」と聞くと「分かりますか」なんて言ったりしてましたね。もちろん判定は変わりませんが、シャレの利いた返しにちょっとほのぼのとしたものです。
当時の中村君は、星野監督から厳しい”指導”があることも有名で、前のイニングと”顔の状態”が違い、何かあったなと思わせることもありました。そんな時に「どうしたの」と聞くと、「分かるでしょ」と中村君。「苦労するね」と言うと「いえ、笑ってください」といった感じで、軽妙に返してきたのも思い出しますね。
そんな中村君は、本塁のクロスプレーでは体を張っていました。コリジョンルールがない当時は、捕手は体当たりしてくる走者をブロックしていました。ケガはしたくない。走者をよけながらタッチが緩くなる捕手もたくさんいましたが、中村君はいつも逃げず必死に本塁を守ってました。体が頑丈だったのでしょうが、やはり星野さんのことも頭にあったのでしょうか。「けがをするだろう」と私が言うと「親分に怒られますからね」なんて言ってましたね。ファイトあふれるプレーにセンス抜群のトーク。中村君のそういったところも、思い出深いです。 (元プロ野球審判員)
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「何で俺たち怒られてんの?」 元中日コーチ・中村武志さんと今中慎二さん、勝っても当時の星野仙一監督から怒られた理由が…
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当時のことを明かしました。