■2024.08.25 サンデードラゴンズ
『中日ドラゴンズ最高助っ人 ダヤン・ビシエド 出場機会激減 9年目の葛藤』
─先週、真夏の太陽が照りつけるナゴヤ球場で若手選手達に混じりひたむきに汗をかくベテランの姿があった。来日9年目を迎える助っ人、ビシエド。本来であればここではなく1軍の舞台にいるべきビシエドが出場機会を掴めず苦しんでいる。それも2年続けて。苦境が続くベテランはカメラに対して現在の心境を隠すことなく語ってくれた。
ビシエド:
時々、ネガティブに考えることもある。
そういう時はあまり考えすぎないようにして、
今いる場所で自分のやるべきことをやるように集中している。
難しいです。
少し、CONFUSE(混乱しています)。
もしかしたら今年が最後かもしれない。
─「今年が最後かもしれない」その心は揺れていた。ドラゴンズで9年目のシーズンを迎えたビシエドだが、1軍での出場は、ここまでわずか15試合。今年からチームに加入した中田翔や若手とのポジション闘いもあり、出場機会が激減した現状に、ズバリ、本人は…。
ビシエド:
もちろん、僕も時々、
少しネガティブになるということもあります。
特にここ2年間、あまり良い状態ではないので。
ただ、今言ったネガティブな感情というのは、
なるべく考えないようにして、
自分のやるべきこと、
グラウンドで仕事をするということに集中するように、
自分に言い聞かせています。
─一昨年まで毎年のように100試合以上に出場し、文字通り「大黒柱」としてドラゴンズを支えてきたビシエド。その胸の内では、近年迎えた自身の役割の変化を受け入れようとしている最中だった。
ビシエド:
1軍には1軍の優先順位があって、
チームのプランがあるということは理解していますし、
リスペクトもしているので、
今シーズンをファームで終えたとしても、それは受け入れるようにします。
ただ、自分としては、まだできる。
今、35歳なので23,4歳の頃と同じというわけにはいきませんが、
自分としては、まだまだいけるぞという思いは強くあります。
いつもそう思っています、いつも。
─その言葉通り、ファームではホームラン6本、打率も3割近くをキープするなど格の違いを示している。1軍からはなかなか声はかからないが、決して腐ることはなく、プロとしての準備を続けている。
(1軍にはなかなか呼ばれないが)
ビシエド:
確かに現実はそうですけど、
ネガティブなことに振り回されないように、
考えないようにしています。
自分自身を落ち着かせて、
今、自分がいる場所でしっかり仕事をする。
それが来年に繋がるんだと思います。
─今、自分にできることに集中する。かつて首位打者や最多安打、ベストナインなど、眩い輝きを放った竜の主砲がたどり着いた1つの答えだった。そしてファームで過ごす日々は大事なことを思い出させてくれた。
ビシエド:
「野球は楽しい」ということを思い出しました。
ファームで過ごすことで、
キューバにいた頃を思い出しました。
そして「野球は楽しむことが大切」なんだと再確認しました。
もちろんプロですから、それぞれの仕事はありますが、
一番大事なのは楽しむこと。
(ファームは)そういったことを気づかせてくれました。
最近は楽しむことは忘れていました(笑)
35歳まで野球をしてきて、
責任感を持つ中で楽しむということを、
心の片隅に置いてきた気がします。
野球というスポーツは、
フラストレーションがあるスポーツですけど、
大事なのは喜びを持ってプレーすることというのを思い出しました。
1軍にいると、どうしても成績が大事になってきますからね。
…
(中日・井上一樹2軍監督や若竜がビシエドについて語る)
…
─5月16日、背番号66が今年初めてバンテリンドームでコールされた時、スタジアムに割れんばかりの大歓声が響き渡った。
ビシエド:
歓声はとても嬉しかったです。
今シーズン、初めて1軍の試合に出た時、
スゴイ!(笑)(日本語)
ファンのみなさんから本当に大きな声援をいただいて、
僕のところにしっかり届きました。
一生忘れることのない瞬間です。
本当にファンのみなさんからは、
良い時も悪い時も、いつもサポートを感じています。
しかも、それを9年間も。
本当に感謝しています。
ただ、今は複雑な思いです。
ここ2年間の居心地というのはどうだったかなぁ。
もしかしたら今年が最後かもしれないです。
ディレクター:
「確実に来シーズンもいる」とは言い切れる状況ではないかなという感じですか?
ビシエド:
No No.
通訳:
「絶対に来年もいます」とは言い切れはしません。
残念ですけどね。
ビシエド:
今は、とても混乱しています(笑)
─決して偽ることのできない正直な気持ちかもしれない。それでも待っている人達がいる。
…
(ファンたちがビシエドへの思いを語る)
…
─叶うなら、いつまでも頼っていたい、俺達のビシエドに。
ビシエド:
ファンのみなさんには、
本当にいつも感謝しています。
いつも喜びを受け取っていますし、
グラウンド上で、それを感じています。
ありがとうございます(日本語)
きょうの #サンドラ は #ビシエド 選手のロングインタビュー。
— ドラゴンズまとめ@CBC公式 (@DragonsCBC) August 24, 2024
来日9年目、出場機会が減少する球団史上最高助っ人が語った今の、そして今後への思いとは・・・!? #ドラゴンズ #dragons pic.twitter.com/IiGJXmYaex
『中日ドラゴンズ最高助っ人 ダヤン・ビシエド 出場機会激減 9年目の葛藤』
─先週、真夏の太陽が照りつけるナゴヤ球場で若手選手達に混じりひたむきに汗をかくベテランの姿があった。来日9年目を迎える助っ人、ビシエド。本来であればここではなく1軍の舞台にいるべきビシエドが出場機会を掴めず苦しんでいる。それも2年続けて。苦境が続くベテランはカメラに対して現在の心境を隠すことなく語ってくれた。
ビシエド:
時々、ネガティブに考えることもある。
そういう時はあまり考えすぎないようにして、
今いる場所で自分のやるべきことをやるように集中している。
難しいです。
少し、CONFUSE(混乱しています)。
もしかしたら今年が最後かもしれない。
─「今年が最後かもしれない」その心は揺れていた。ドラゴンズで9年目のシーズンを迎えたビシエドだが、1軍での出場は、ここまでわずか15試合。今年からチームに加入した中田翔や若手とのポジション闘いもあり、出場機会が激減した現状に、ズバリ、本人は…。
ビシエド:
もちろん、僕も時々、
少しネガティブになるということもあります。
特にここ2年間、あまり良い状態ではないので。
ただ、今言ったネガティブな感情というのは、
なるべく考えないようにして、
自分のやるべきこと、
グラウンドで仕事をするということに集中するように、
自分に言い聞かせています。
─一昨年まで毎年のように100試合以上に出場し、文字通り「大黒柱」としてドラゴンズを支えてきたビシエド。その胸の内では、近年迎えた自身の役割の変化を受け入れようとしている最中だった。
ビシエド:
1軍には1軍の優先順位があって、
チームのプランがあるということは理解していますし、
リスペクトもしているので、
今シーズンをファームで終えたとしても、それは受け入れるようにします。
ただ、自分としては、まだできる。
今、35歳なので23,4歳の頃と同じというわけにはいきませんが、
自分としては、まだまだいけるぞという思いは強くあります。
いつもそう思っています、いつも。
─その言葉通り、ファームではホームラン6本、打率も3割近くをキープするなど格の違いを示している。1軍からはなかなか声はかからないが、決して腐ることはなく、プロとしての準備を続けている。
(1軍にはなかなか呼ばれないが)
ビシエド:
確かに現実はそうですけど、
ネガティブなことに振り回されないように、
考えないようにしています。
自分自身を落ち着かせて、
今、自分がいる場所でしっかり仕事をする。
それが来年に繋がるんだと思います。
─今、自分にできることに集中する。かつて首位打者や最多安打、ベストナインなど、眩い輝きを放った竜の主砲がたどり着いた1つの答えだった。そしてファームで過ごす日々は大事なことを思い出させてくれた。
ビシエド:
「野球は楽しい」ということを思い出しました。
ファームで過ごすことで、
キューバにいた頃を思い出しました。
そして「野球は楽しむことが大切」なんだと再確認しました。
もちろんプロですから、それぞれの仕事はありますが、
一番大事なのは楽しむこと。
(ファームは)そういったことを気づかせてくれました。
最近は楽しむことは忘れていました(笑)
35歳まで野球をしてきて、
責任感を持つ中で楽しむということを、
心の片隅に置いてきた気がします。
野球というスポーツは、
フラストレーションがあるスポーツですけど、
大事なのは喜びを持ってプレーすることというのを思い出しました。
1軍にいると、どうしても成績が大事になってきますからね。
…
(中日・井上一樹2軍監督や若竜がビシエドについて語る)
…
─5月16日、背番号66が今年初めてバンテリンドームでコールされた時、スタジアムに割れんばかりの大歓声が響き渡った。
ビシエド:
歓声はとても嬉しかったです。
今シーズン、初めて1軍の試合に出た時、
スゴイ!(笑)(日本語)
ファンのみなさんから本当に大きな声援をいただいて、
僕のところにしっかり届きました。
一生忘れることのない瞬間です。
本当にファンのみなさんからは、
良い時も悪い時も、いつもサポートを感じています。
しかも、それを9年間も。
本当に感謝しています。
ただ、今は複雑な思いです。
ここ2年間の居心地というのはどうだったかなぁ。
もしかしたら今年が最後かもしれないです。
ディレクター:
「確実に来シーズンもいる」とは言い切れる状況ではないかなという感じですか?
ビシエド:
No No.
通訳:
「絶対に来年もいます」とは言い切れはしません。
残念ですけどね。
ビシエド:
今は、とても混乱しています(笑)
─決して偽ることのできない正直な気持ちかもしれない。それでも待っている人達がいる。
…
(ファンたちがビシエドへの思いを語る)
…
─叶うなら、いつまでも頼っていたい、俺達のビシエドに。
ビシエド:
ファンのみなさんには、
本当にいつも感謝しています。
いつも喜びを受け取っていますし、
グラウンド上で、それを感じています。
ありがとうございます(日本語)
中日・井上一樹2軍監督、現在のビシエドについて語る
中日・ビシエドの練習姿を見た石橋康太は…
ビシエド選手が思いを語りました。