■2024.08.05 CBC MAGAZINE(CBCマガジン)
利き手骨折から2週間でスピード復帰!不屈の投手・橋本侑樹の今年に懸ける覚悟
岩瀬仁紀の背番号13のプレッシャー、マイナス思考に陥った日々…
プロ5年目の橋本投手は、ここまで33試合に登板して2勝1敗4ホールド、防御率1.46(8月3日終了時点)とキャリアハイの成績を残している。「誰よりも強い気持ちで今年は挑んでいる。今年やらないと終わりだと思っていたんで。」今シーズンに賭ける思いは、言葉だけでなく結果で示してくれた。
橋本投手は2020年のドラフト2位で指名され、与えられた背番号は史上最多の407セーブを記録したドラゴンズのレジェンド岩瀬仁紀氏の13番だった。その背番号を与えられた期待は大きかった。プレッシャーも並大抵のものではなかっただろう。
橋本「甘く言ったら打たれるんじゃないかとか、ここフォアボール出したらあかんなとか、そういうマイナスなことを考えていた。」
一軍に定着できないまま過ぎていく時間に橋本投手はもがいていた。そんなさなか、昨年5月30日のホークス戦でまさかの3者連続死球で一軍登録抹消となった。それをきっかけに、橋本はフォーム改造に取り組んでいった。
橋本「僕の1年目の投球フォームを見て貰えばわかると思うんですけど、その投げ方と今年の投げ方で明らかに違うのは右肩の開きだと思う。フォームが安定して、ある程度のコントロールがつくようになって真っ直ぐが強くなってきた。その真っすぐでも三振が取れて、よりスライダーも効くようになった。大塚コーチと取り組んでいるこう投げたいというフォームがやっと自分の身になってきたところですかね。悪いイメージをしなくなったというのはありますし、まずは自分のボールを投げて、自分を信じて、自信を持ってこうと今年はずっと思っています。」
橋本投手は、しっかりと固まったフォームで戦える準備を整えた。
フォームと意識の変革の甲斐あって、2024年は開幕一軍スタートを掴んだ。ビハインドやロングリリーフなど様々な役割をこなしチームを支えている。先発で仲地礼亜投手が緊急降板した試合では、スクランブル登板ながらもしっかりと無失点で投げきり勝利を引き寄せた。ヒーローインタビューでは、ブレずに投げ切ったその姿勢をこう語った。
橋本「毎日同じパフォーマンスができるように準備しているので、手応えをすごく感じています。」
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パワプロ最新作『パワフルプロ野球2024-2025』が7月18日(木)に発売!!! 中日・橋本侑樹の球種が大幅に変更される
中日・橋本侑樹、ピッチングで心がけていることを明かす
橋本投手が明かしました。