■2024.08.06 RadiChubu-ラジチューブ-
夏の甲子園が開幕!早々にドラフト候補を予想
全てのドラフト候補を知る男
8月7日に始まる第106回全国高等学校野球選手権大会。今回は甲子園誕生100年のメモリアルな夏の高校野球でもあります。
西尾典文さんは愛知県出身のフリースポーツジャーナリスト。若狭いわく「日本一ドラフトに詳しい方」です。
ドラフト1位・2位指名はもちろん、下位指名、育成選手、全てを知り尽くし、指名全選手を事前に肉眼で見て取材しておくことを毎年の目標としているとのこと。
球団によっては10位指名までいくケースがありますが、その全てにコメントをつけるというこだわりよう。
「こんな人いませんよ」と半ば呆れながら褒める若狭です。
2024年ドラフト会議
若狭「せっかくなら夏の甲子園の段階で、ドラフトで指名されそうな選手に注目しておきたいし、『ドラゴンズに来たらいいのにな』って思いながら見たいですよね」
そこで今回はメガネがトレードマークの若狭にちなんで、球団「メガネ」を想定。
西尾さんに聞いた今年のドラフトで注目されるであろう選手を、仮想ドラフトで指名していきました。
西尾さん独自の取材で、プロ志望届けを出さないと思われる選手は除いています。
西尾さんにドラフトにかかりそうな選手を教えてもらい、若狭なりに指名の順位も考えつつ球団「メガネ」がドラフトで指名する選手を発表していく企画です。
エースになって帰ってきた
「第一巡選択希望選手、メガネ。今朝丸裕喜、投手。報徳学園高校」とドラフト会議を模しながら進める若狭。
春センバツ準優勝校の報徳学園。今朝丸投手、188センチ、80キロ。右投右打。マックス151キロ。春は背番号が10番でしたが、成長してエースナンバー1で甲子園に戻ってきます。
西尾さん曰く「大柄なピッチャーは、球は速いがコントロールがままならず、成長するにしたがってまとまっていくことが多い」とのこと。
地元球団が狙っている
今朝丸投手は一般的な大柄のピッチャーとは逆。もともとコントロールはまとまっているのですが、188センチという恵まれた体格の割にはボールに力が伝わっていなかったとか。
現在は本人の努力もあり、球も速くなり完成度が高く、将来性豊かなピッチャーになっているそうです。
報徳学園は兵庫県にあります。地元球団に当たる阪神、オリックスは上位指名が濃厚。いきなり1位はなくても、外れ1位の可能性はあるというほどの逸材。今大会屈指の右腕だそうです。
若狭「報徳学園、今朝丸投手を覚えておいてください!」
ずば抜けた長打力
「第2巡選択希望選手、メガネ。石塚裕惺、内野手。花咲徳栄高校」とドラフトの雰囲気をまねる若狭。
右投右打のショート。181センチ、81キロ。50メートルは6秒2。遠投は100メートルだそうです。
4月に、アンダー18による日本代表候補選手の合宿があったそうです。このキャンプを取材した西尾さんによると、木製バットで柵越えをポンポン打つ石塚選手はひとりだけ大学生が打っているみたいだったそうです。
高校生の野手の中では頭一つ抜けた長打力。打てるショートが欲しい球団にとって垂涎の選手となりそうです。
あの人に近い素材
西尾さん曰く、石塚選手は「西武時代の中島宏之選手」だそうです。現在の中島選手ではありません。
若狭「でも西武時代の中島って、当たり前のようにジャパンに選ばれるし、『日本のショートは中島』という時代がありましたもんね。あの時の中島選手に近い素材と話しておりました」
夏の甲子園では花咲徳栄高校、石塚選手もチェックしてみて下さい。
仮想ドラフトはこの後も続いていきました。
(尾関)
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