■2024.07.19 中日スポーツ
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— 東京中日スポーツ (@tochu_sports) July 18, 2024
■2024.07.19 中日スポーツ
中日元スカウト「見なくてよかった」92年秋に3位指名“野口茂樹獲得秘話” 痛めていた左肘と最後の夏の雨
スカウトにとって7月は、実は予想力を試される。担当地区に何人もいる高校生の候補者を見る最後のチャンス。勝つ、負ける、投げる、投げない…。スカウト歴38年、元中日の中田宗男さん(67)に、高校野球夏の地方大会ならではの苦労話を振り返ってもらった。
駆け出しのころ、東北地方の小さな球場で、あるドラフト候補の試合を見ました。1打席終えると同業者は席を立ちます。「おまえはまだいるのか?」と聞かれましたが、私からすれば「え、1打席で?」です。ところが、1時間後にはこの言葉の本当の意味を理解することになりました。
駅までのバス、着いてからの鉄道。次の試合会場への移動手段が、早々に終了することを同業者は知っていたのです。バス停の前で立ち尽くしたあの失敗から、私は時刻表を常備することを覚えたのです。
球児にとって最後の夏は、スカウトにとっても視察するラストチャンス。なので7月は予想に力を尽くし、予報に敏感になります。担当地区だけでも候補者は何人もいて、球場も試合日程もバラバラ。組み合わせとにらめっこしつつ、勝つか負けるか、投手なら投げるか、投げないかを予想します。試合に勝ってもその選手が出場しなければ意味がない。はしご視察も当たり前ですが、開始予定時刻なんてあってないようなもの。球場到着と同時にサイレン音が聞こえ「間に合った」と思ったら、終了の音だったなんてこともありました。
私は47都道府県の主要球場はすべて仕事で行ったことがあります。地方のバスまで網羅する、最も分厚い時刻表とともに必須だったのが全国ビジネスホテルガイド。どの方面にもアクセスのいい街のホテルには、よくお世話になりました。円滑な移動経路、宿泊先の確保、天気予報。それどころか試合の映像まで、今ならスマホですべて事足りますね。若い読者からすれば驚きでしょうが、こうして仕事の要領を覚えていったのです。
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クイズ「中日ドラゴンズが優勝した1999年のMVPは誰?」 → 中日・柳裕也投手が自信満々に答えるが…
野口茂樹さん「1998年の同日、同じヤクルト22回戦延長12回203球投げて…」
中田宗男さんが明かしました。