■2024.07.16 週刊ベースボールONLINE
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中日・草加勝 マイナスをプラスに変えて/ルーキー中間報告
まだスタートラインに立っていない。それでも確かな一歩を踏み出した。6月19日のナゴヤ球場屋内練習場。ゆっくりと確かめながら白球を投げた。視線の先にキャッチャーはいない。緑色のネットに向かい、久々の感触を味わった。
「痛みもない。順調です」とドラフト1位ルーキーの草加勝は、少しだけホッとした表情を浮かべた。
「立浪監督とお話をさせていただいて、『先のことを考えたら早く手術をやったほうがいい』と言ってもらった。監督のひと言が大きかった。ファンの皆さんには申し訳ないですが、しっかりと体をつくって戻ってこられるようにリハビリ、頑張ります」
急がば回れ――。こうなってしまった以上は、すべての状況をプラスに変えていくしかない。昨年のドラフトは草加を含め、東都大学リーグの投手7人がドラフト1位で指名された。ルーキーイヤーの半分が経過し、明暗はくっきりと分かれている。
「落ち込んでも仕方ないので、自分のできることは早く治すこと」。まだプロの道は始まったばかりだ。
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中日ドラフト1位・草加勝「おかえり よねゴリ君」
中日ドラフト1位・草加勝、“今後”については…
草加投手が語りました。