■2024.07.13 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
(石川翔のリハビリ期間の話題の続き)
若狭アナ:
やがてリハビリも順調に進んで、
去年の7月、5メートルのネットスローができました。
やっと投げるのを再開しました。
手術から4ヶ月後、ちょうど去年の今頃です。
そして徐々に8月、9月、10月とリハビリの強度が上がっていきます。
去年10月、キャンプの前、
石川翔投手はとにかく秋のキャンプでアピールしようと思っていて、
秋のキャンプで投げられるようにしようと思っていた10月、
傾斜を使ったキャッチボール、
ピッチャーですから当然マウンドから投げますので、
その傾斜を使ったキャッチボールをした瞬間、右肘痛が実は再発していたんですね。
そこから、なんと1ヶ月ノースローだったんですね。
なぜか?
そうです。
体は柔らかく、しなやかに強く、大きくなったが、
フォームの根本はそんなに変わっていなかったんです。
どちらかというと、反動をつける、そしてブレる。
この反動をつけるタイプというフォームはハマった時は良いんだけれども、
ブレ始めると、まずコントロールが乱れる。
置きにいったところを打たれる。
それだけではなく、
ブレたままずっと投げ続けると、どこかの部位が悲鳴を上げる。
それが、また肘だったんです。
1ヶ月間、ノースローです。
12月、リハビリスタート。
1月、まだまだリハビリ。
2月の沖縄キャンプ、リハビリ組でした。
3月、リハビリ。
ずっとリハビリをして、4月、やっとリハビリ卒業。
ちょっとここでまた遠回りをしているんです。
フォームを1から直さなきゃいけない。
反動を小さく、ブレのないフォーム。
今までは反動が大きくブレるフォーム。
これを反動を小さく、ブレないフォーム。
当然、球速は出なきゃダメです。
ここで門を叩いた人物がいました。
石川翔投手の復活劇にいる裏の人物、
もう1人は落合英二コーチです。
石川翔:
すみません。
落合コーチ、僕のフォームを見てください。
落合コーチ:
一からやろうか。
と、ブレないフォーム作りの基本の基を徹底的に叩き込まれました。
石川翔投手の良い時と悪い時の分析もつぶさにしてくれました。
そして悪い時の修正方法を色々な引き出しを教えてくれました。
そしてこの番組で再三、お伝えしている、あの「落合ドリル」。
このドリルというのは地味で、地味で、
正直、つまらない練習なんですけれども、
これをフルセット、フルメニューをやると1日2時間かかるそうですが、
石川翔投手は、この2時間コースを選びました。
そして2時間コースを毎日、毎日、やりました。
すると不思議なもんですね。
反動を小さく、ブレなくなる。
追い求めていた理想なフォームを手に入れることができたんです。
『若狭敬一のスポ音』
3対0で勝利!高橋周のタイムリー!細川の2ラン!高橋宏は8回無失点で6勝目!マルティネスが通算150セーブ!投打が噛み合った快勝でしたね!連敗を3でストップしました!明日の「スポ音」コラムは「松木平優太が支配下登録された今、石川翔は何を思う?」です。お楽しみに!
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) July 12, 2024
…
(石川翔のリハビリ期間の話題の続き)
若狭アナ:
やがてリハビリも順調に進んで、
去年の7月、5メートルのネットスローができました。
やっと投げるのを再開しました。
手術から4ヶ月後、ちょうど去年の今頃です。
そして徐々に8月、9月、10月とリハビリの強度が上がっていきます。
去年10月、キャンプの前、
石川翔投手はとにかく秋のキャンプでアピールしようと思っていて、
秋のキャンプで投げられるようにしようと思っていた10月、
傾斜を使ったキャッチボール、
ピッチャーですから当然マウンドから投げますので、
その傾斜を使ったキャッチボールをした瞬間、右肘痛が実は再発していたんですね。
そこから、なんと1ヶ月ノースローだったんですね。
なぜか?
そうです。
体は柔らかく、しなやかに強く、大きくなったが、
フォームの根本はそんなに変わっていなかったんです。
どちらかというと、反動をつける、そしてブレる。
この反動をつけるタイプというフォームはハマった時は良いんだけれども、
ブレ始めると、まずコントロールが乱れる。
置きにいったところを打たれる。
それだけではなく、
ブレたままずっと投げ続けると、どこかの部位が悲鳴を上げる。
それが、また肘だったんです。
1ヶ月間、ノースローです。
12月、リハビリスタート。
1月、まだまだリハビリ。
2月の沖縄キャンプ、リハビリ組でした。
3月、リハビリ。
ずっとリハビリをして、4月、やっとリハビリ卒業。
ちょっとここでまた遠回りをしているんです。
フォームを1から直さなきゃいけない。
反動を小さく、ブレのないフォーム。
今までは反動が大きくブレるフォーム。
これを反動を小さく、ブレないフォーム。
当然、球速は出なきゃダメです。
ここで門を叩いた人物がいました。
石川翔投手の復活劇にいる裏の人物、
もう1人は落合英二コーチです。
石川翔:
すみません。
落合コーチ、僕のフォームを見てください。
落合コーチ:
一からやろうか。
と、ブレないフォーム作りの基本の基を徹底的に叩き込まれました。
石川翔投手の良い時と悪い時の分析もつぶさにしてくれました。
そして悪い時の修正方法を色々な引き出しを教えてくれました。
そしてこの番組で再三、お伝えしている、あの「落合ドリル」。
このドリルというのは地味で、地味で、
正直、つまらない練習なんですけれども、
これをフルセット、フルメニューをやると1日2時間かかるそうですが、
石川翔投手は、この2時間コースを選びました。
そして2時間コースを毎日、毎日、やりました。
すると不思議なもんですね。
反動を小さく、ブレなくなる。
追い求めていた理想なフォームを手に入れることができたんです。
中日・石川翔のトミー・ジョン手術明けの実戦復帰登板、球団のトラックマンで自己最速155km/hを計測!!!
中日・石川翔、「1回でもダメなら終わり」という気持ちを明かす
石川翔投手のフォーム作りを落合英二コーチが支えました。