■2024.05.16 Number Web
チームメートを“ドン引き”させた大谷翔平の“衝撃弾”にも匹敵…中日の「新4番」細川成也が密かに叩き出していた「驚異的な数値」とは(小西斗真)#細川成也 #中日ドラゴンズ #中田翔 #立浪和義 #dragons #NumberWeb https://t.co/2es7CQ7UV8
— Number編集部 (@numberweb) May 16, 2024
■2024.05.16 Number Web
チームメートを“ドン引き”させた大谷翔平の“衝撃弾”にも匹敵…中日の「新4番」細川成也が密かに叩き出していた「驚異的な数値」とは
密かにマークした衝撃の数値
くわえて衝撃の数値が「成長」を裏付けている。3月20日の楽天とのオープン戦で、岸孝之から放った本塁打は、本塁打が出にくいことで有名なバンテリンドームの5階席に飛び込んだ。昨年3月の侍ジャパンの強化試合で、大谷翔平が打撃練習でポンポンと打ち込み、のちに世界一になる侍たちの目が点になっていたが、大谷でなければ練習ですらそこまで飛ばせる選手はほとんどいない。試合でとなると、数年に1本出るかどうか……。
ましてや細川が打った3月、そして開幕後の4月にかけて、野球界には「飛ばないボールに変更された説」がまことしやかに広まっていた。本塁打が減り、飛距離も目に見えて落ちていたからだ。それなのに細川はこの4日前にもバンテリンドームで5階席弾を打っていた。実際にボールが変更されていたかどうかはさておき、何人ものプロ野球関係者が疑いの目を向けていた状況で、立て続けに別次元の特大アーチを打っていた。
打球の「速さ」は才能
飛距離だけではなく、速度でも規格外であることは裏付けられていた。岸から打った5階席弾の打球速度は185kmだった。この1カ月あまり後に、大谷が119.2マイル(約191.8km)の打球速度を計測し、自己記録を塗り替えたが、これはMLBでもトップクラス。185kmは間違いなくNPBでは最速の範疇に入るし、つまりはマグレで出る数値ではない。投手の球速と同じく速さとは才能である。
「遠くへ飛ばすには強いスイングをやることだけでなく、タイミングが合わなくてはいけません。いくつかの条件がぴったりはまった結果だとは思うんですが、再現できるかと言われれば難しい。そういう数字が出たのは知っているし、良かったと思いますけど、自分ではピンとこないんです」
DeNAでの雌伏の時
具体的かつ説得力のある数字と成績が伴っても、本人が称賛の声に戸惑い気味なのは不遇の時期が長かったからかもしれない。茨城県出身。明秀日立高では坂本勇人(巨人)を光星学院高(現・八戸学院光星高)時代に育てた金沢成奉監督の指導を受けた。投げてはエース、打っては高校通算63本塁打の二刀流も、甲子園とは無縁。DeNAからドラフト5位指名され、1年目の10月には初打席初本塁打のデビューを飾る。「高卒ルーキー」の条件を付加すれば、史上6人目の快挙だった。
大器であり早熟。多くのベイスターズ関係者はそう信じたが、伸び悩む。1年目の2本から、1、1、1、0、1。期待された本塁打は増えず、6年目はついに打率.053まで落ちた。強打者、好打者の多いベイスターズには、もはや居場所はないのではないか。そんな危機感を抱いていたオフに、現役ドラフト制度が産声を上げた。
記事全文を読む
中日・細川成也、30万円の使い道を問われると…
侍ジャパン・吉見一起コーチ「今年は何をテーマにして打席に入っていますか?」 → 中日・細川成也が明かす
本人としてはピンときていないようです。