■2024.04.06 中日スポーツ
■2024.04.06 中日スポーツ
盗塁の抑止力と阻止力…中日・加藤匠が自ら証明した存在意義 小田コーチ「ゼロで抑えることがあいつの猛打賞」
「加藤の肩は武器になる。思い切って使いました。いい働きをしてくれた」。立浪監督も見事にはまった用兵を喜んだ。昨季の広島は盗塁企図数がリーグ最多の128(成功78)。加藤匠の肩には抑止力も阻止力もある。1回にはフォークがワンバウンドと見た矢野の二盗を刺した。7回無死一塁では秋山のバントを素早く処理。堂林を二塁封殺して柳を助けた。
「あそこで刺さないと、僕がいる意味がない」。加藤匠は自らの存在意義を証明した。8回には5年ぶりの三塁打を放ったが、小田コーチは「打ったのは関係ない」と言ってからこう続けた。
「捕手周りの(打球への反応)スピードなら、うちの捕手が一番速い。それだけ練習やってますから。きょうの加藤は最高!
ゼロで抑えることが、あいつにとっての猛打賞ですから」
ブロッキングにスローイング。陽気な小田コーチが先頭に立ち、彼らは試合前からユニホームを汚す。その成果が捕手冥利(みょうり)に尽きる1―0に結実した。
決勝点を奪った8回。1点を奪ってなお無死一塁から、村松のバントは併殺打となった。次打者は加藤匠。ただし、成功して1死二塁でも、代打は送らなかったと聞いた。この1点でも勝つ。それを守るのはおまえの仕事だぞ―。ベンチの意思を感じさせる用兵だと思う。
記事全文を読む
とある中日選手のバッティングが劇的な変化…? 大島洋平「ちょっと最近、オススメですよ」
中日・石垣雅海が「凄い、良い、熱い打球を打っている」「バッティング凄いんで、注目してもらいたいです」と語る中日選手が…?
加藤匠馬捕手について語りました。