MLBがNPBなど他国プロリーグのチームおよび選手との“関係性解消”をMLB各球団に対して通達

■2024.03.26 日刊スポーツ

MLB、公平な獲得交渉へNPBとの関係解消通達　日本選手への高評価背景　技術交流など影響も https://t.co/PHtoLn927N

— ふくださん (@fukudasun) March 25, 2024

MLB、公平な獲得交渉へNPBとの関係解消通達　日本選手への高評価背景　技術交流など影響も

今年はDeNAからダイヤモンドバックスにコーチを派遣していましたが、今後は業務提携やパートナーシップなどが禁じられる見込み。https://t.co/iKIRBZFmZI

— 斎藤直樹 日刊スポーツ (@saito_nikkan) March 26, 2024

---

余波は日本球界全体に及ぶ。今キャンプでヤンキースGM付特別アドバイザーの松井秀喜氏が臨時コーチとして古巣の巨人キャンプで指導を行った。パドレスでアドバイザーの野茂英雄氏もオリックスのキャンプで指導。だがMLBの従業員としての肩書がある限り、タンパリング防止の観点からNPB球団で指導するには、MLBの許可を得なければならなくなった。

さらにオフの自主トレをともに活動することが規約違反に当たる可能性も浮上する。通達にある「MLB球団の従業員」に選手も含まれると解釈すれば、NPB選手と自主トレをしてきたパドレス・ダルビッシュやタイガース前田、カブス鈴木、レッドソックス吉田らと弟子入りしていた選手たちへの影響は大きい。

チーム単位での活動にも支障をきたす。MLB球団とNPB球団の業務提携は即座に解消することが求められている。ダイヤモンドバックスと戦略的パートナーシップを締結しているDeNAや、レンジャーズと業務提携を結んでいる日本ハムなどは従来のようにMLBからの知見や情報の提供、コーチ派遣などの人事交流が不可能になる。唐突なMLBの通達に日本球界に混乱が広がっている。