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谷繁元信さんが語る「ベスト配球」の試合

谷繁元信
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■2024.01.19 日刊スポーツ



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殿堂入り谷繁元信氏が選ぶ「ベスト配球」は 成長を引き出してくれた日本S最後の1イニング
谷繁元信さんが語る「ベスト配球」の試合

もう1つの「ベスト配球」は中日時代、07年の日本ハムとの日本シリーズ第5戦の9回です。完全を続ける山井から岩瀬への継投は、いろいろ意見が出ました。私は完全試合の意識は正直あまりなかったし、交代はベストな選択だったと思います。あの状況で投げきった岩瀬は相当すごい。山井とともに思い通り応えてくれた会心の試合でした。

9回、先頭の金子誠はスライダーで空振り三振。高橋は外甘めが得意。内にスライダーを続けた。4球目が少し甘く一瞬ひやりとしましたが、広いナゴヤドームでは左飛でした。

体に近い方に打つゾーンがある小谷野は、5球全て外のシュート攻め。岩瀬と言えばスライダーですし、前の2人には最後にスライダーを投げている。小谷野はその意識があるはず。実際2球目はスライダーを意識した開き気味の見逃し方。ヤマを張っている。それを外して打ち取るしかない。2ボールとなりスライダーも考えましたが、私も岩瀬も強い気持ちでいきたかった。最後に逃げて打たれるよりもと、シュートを続け二ゴロを打たせました。

どちらも日本一ですが、心境は違いました。98年は初めての日本シリーズで、お祭り気分。負けるはずがない、勝てると。楽しさの中に冷静さがありました。

07年は勝てるではなく、勝たないといけない。02年から中日に移り、04年、06年とリーグ優勝しても日本シリーズでは勝てなかった。1つのミスや迷いが出ると勝てないと思い知らされた。98年は9回に守備の乱れが2つ出ても勝ったのにです。日本シリーズの負けを知って臨んだ07年でした。しかも、前年に敗れた日本ハムが相手。中日はリーグ2位から勝ち上がったこともあり、もう日本一を取るしかない気持ちでした。達成し、やっとチームに恩返しできたと思いました。


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谷繁元信さんが語りました。

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 2 件のコメント
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  1. 639 :zg1NhMzc3-0Zm(211.125.139.176)-ND
    2024年1月22日 15:27
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    17年前の配給を覚えていることがすごい。キャッチャーみんながこうなのか谷繁さんがすごいのか。

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  2. 655 :TQ5NiN2Vl-xNj(pl26327.ag1313.nttpc.ne.jp)-ND
    2024年1月22日 17:07
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    もう一回監督やってほしいな~
    選手起用に疑問は感じても采配的には疑問を感じなかった谷繁采配もう一回見たい。

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