■2024.01.13 THE ANSWER
NPB目指す韓国エース候補、感謝する現中日コーチの名前 名リリーバーからの金言「今の実力なら…」
昨年11月に行われた「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」で、韓国代表の一員としてプレーしたウォン・テイン投手(サムスン)の夢は日本のプロ野球でプレーすることだという。イ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ)、コ・ウソク投手(パドレス)と米大リーグ入りが相次ぐ時代に、なぜこのような考えに至ったのか。韓国代表のエース候補とも見られている23歳と、日本人コーチの絆とは。
ただ、今すぐ日本に行ってみたいというわけではない。ウォン・テインは「今の私では、韓国でも1番になれないことは分かっています。韓国で更に成長しなければならない」「ここでより良い選手になって“資格”を得た時に、日本球界のドアを叩いてみたい」と、地に足の着いた発言をしている。
この考え方に影響を与えたのが、日本人指導者との出会いだった。今季、中日2軍で投手兼育成コーチを務める落合英二氏は韓国での指導歴が長く、ウォン・テインは2021年まで1軍投手コーチや2軍監督として指導を受けた。
ウォン・テインは「落合監督と3年間一緒に野球をして、日本でのプレーについても色々聞きました。色々な話をしてくださって、夢がさらに大きくなった」と感謝する一方で「ただ、監督は私に『今の実力なら日本には来られないよ』と厳しい言葉を下さった」「監督はその後『お前の可能性を見れば、十分にやれる。本当に日本プロ野球に来たければ、安住せずに続けて成長できる選手になりなさい』と話してくださった」と、潜在能力を信じ、伸ばしてくれた指導に感謝している。
さらに、2021年のオフに落合監督がチームを去る時のあいさつでも「俺はお前の目標を知っているからたくさんの助けを与えた。一生懸命やりなさい」と言葉をかけられたのだという。今も、落合コーチの言葉は毎日の支えになっている。「監督のおっしゃる通り、毎日最善を尽くして努力中です」。いつかNPBのユニホームを着る日は、訪れるだろうか。
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韓国時代の中日・落合英二コーチ、自宅の台所には“人”がいた
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落合英二コーチおの存在が大きいようです。