■2024.01.08 中日スポーツ
スカウト泣かせの才能…中日は都城高・山本由伸を「あの投げ方」で逃していた 最終的に4位候補だった裏事情#山本由伸https://t.co/dF0GaWGReX
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〔ちょい見せトーチュウ1/8〕3面
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中田宗男の「スカウト虚々実々」
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■2024.01.08 中日スポーツ
スカウト泣かせの才能…中日は都城高・山本由伸を「あの投げ方」で逃していた 最終的に4位候補だった裏事情
前年の初夏に小笠原を視察した際、投げ合った相手が山本でした。その秋には都城まで足を運びましたが、コンディション不良で登板せず。翌春に再び訪れた時も調子は悪かったようですが、それでも145キロ。確かに「いい球」だと思いましたが、同時に「この投げ方で、よくあんな球を投げられるな」という印象も抱きました。
身長178センチ。それでいてあのフォーム、あの出力だと、スカウトは故障を懸念します。前年秋の登板回避もその辺が起因しているのかも…。私がそう思った一方で、九州担当の三瀬幸司スカウトが、四天王の中で最も評価していたのは山本でした。
指名戦略は担当者の推しは大前提ですが、チーム事情や他地区との総合判断で決まります。担当者は推す。だけど決断者はためらう。買ってはいる。でも積極的には行けない。18歳の山本は、まさにそんな投手でした。最終的には「4位候補」と位置付け、ドラフト会議を迎えました。
オリックスが指名したのが37番目(4位の最初)。中日は次の38番目でした。目の前で「山本由伸」の名を聞いた瞬間は残念が半分、残り半分はホッとしたのが正直なところ。結果的に太田がそうなったように、指名漏れの可能性すらあると思っていました。「ああ、やはりどの球団もこのあたりの評価だったんだな」と確認できた気がしたからです。
もし山本が残っていたら…。この仮定にも「指名していた」と言い切ることはできません。てっきり消えていると読んでいた笠原祥太郎(新潟医療福祉大)が残っていたからです。難しい選択ですが、故障リスクが少ない笠原を選んでいたと思います。会議終了後、三瀬には「悪かったな」と声をかけましたが、「しまった」という後悔はありませんでした。
ひと言で表すなら判断に困る投手。しかし、プロ入り後すぐに頭角を現し、とてつもない投手に成長しました。その秘密のひとつがやり投げにあると聞いて、私が思い描く「基本」や「常識」から逸脱したあのフォームに、初めて合点がいきました。
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元中日スカウト・中田宗男さんが明かした“2015年ドラフト1位指名”「『GMは今永昇太でいきたかったのにスカウトが髙橋純平をごり押しした』みたいなことが書かれている記事もあるようだが、それは事実ではない」
元中日スカウト・中田宗男さん「堂上直倫はプロに入ってからはユーティリティ性の高い『守備の人』になった。そうなってしまったのには理由がある」
当時の評価について明かしました。