■2023.11.04 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』
…
若狭アナ:
ついつい私はネタバレをしてしまうんですが、
「山田久志の栄光に近道はなし」も当然、みなさんもご存知の通り収録しているんですよね。
1回につき、かなり山田さんとヒートアップして1時間くらいトークをして、
それを何週かに分けてお届けしているんですが、
「オリックスはなぜ強いか」という話もこの前、撮りました。
また後ほどお送りするんですが、もうネタバレをしちゃダメなのについつい言っちゃうんですよね(笑)
これは大きなポイントは先ほど獲った選手、
大谷さんは、
ヤクルトは良いところを伸ばす、
それが伸びていったら悪いところというか、欠点というか、
採用時は物足りなかったところも練習をして上手くなるという話をしましたが、
これオリックスはまさにその通り。
しかも結構、システマティックにしているそうで、
山田さんは、なんと言いましてもオリックスのOB会長ですから内部事情は詳しいです。
福良GM、中嶋監督、この2人でチームをしっかり立て直してきているんですが、
大きなポイントを山田さんが教えてくれたのは、
オリックスという球団は採用した時点で、
つまりドラフトがもう終わりましたから、この時点で、
「ドラフト1位のこの選手は、あるいはドラフト2位のこの選手はこう育てましょう」という青写真を球団がちゃんと描くんですって。
当然、それを春のキャンプ、3月の教育リーグやオープン戦、そしてシーズンが始まっても、
みんな、現場の首脳陣もいわゆる背広組の編成、GM、スカウト全員が共有しているんですよ。
例えば中日に置き換えると、
草加勝という投手はやがて将来、エースになっていってもらわなければ困る。
だから1年目は慌てて1軍に上げなくてもいい、
ちょっと体がまだ細いので、しっかりと体力を付けましょうと。
そういうざっくりしたものなのか、
細かく、例えば2軍登板数がこれこれ、ただ登板間隔はこれこれ空けるというふうに細かいのかどうかは分かりませんが、
何が言いたいかというと、
1軍の首脳陣も、2軍の首脳陣も、そして背広組も、
全員、「この選手はこう育てましょうね」という青写真を共有しているんです。
だから究極ですよ、誰が2軍監督になろうが、
誰が2軍コーチになろうと、誰が1軍コーチになろうと、やることはほぼ一緒なんですよ。
私はドラゴンズが大好きです。
ドラゴンズに期待しております。
来年のドラゴンズは本当にやってくれると思います。
もう見えます。
ただ、ちょっと山田さんの話と違うなと思ったのは、
立浪和義監督が、井上一樹2軍監督に伝えたとされるコメントを新聞で読みました。
「お前の好きなようにやってくれればいいよ」と。
これはオリックスではありえない話なんですよ。
なぜなら誰が2軍監督に来ても「今回はありがとうね、2軍監督に来てくれて。今、2軍にいるAという選手は、こういう未来予想図があって、今はここまで来ているだけれども、ここはちょっと足りない。ただ、あんまりここにフォーカスするよりも良いところを伸ばすということになっているから、打てなくても、あんまりつべこべ言わないでね。守れなくても、あまりつべこべ言わないでね、彼の良いところはここだからよろしくね」という教科書がもうあるんですよね。
青写真があるんですよ。
だから「お前の好きなようにやってくれ」は絶対にないんですよ、オリックスは。
だから僕はドラゴンズに期待しているんですよ。
他所が良いからと言って、全部、真似をする必要はないんですよ。
これはそれぞれにあった、育成方針があるわけですから、
来年は本当に楽しみにしております!
人間性を疑われますね、私はね(笑)
『若狭敬一のスポ音』
12時20分からは「スポ音」をお聞きください。15時までの生放送です。「大谷ノブ彦のキスころ濃縮版」は中田宗男著者「星野と落合のドラフト戦略」について。「スポイチ」はウルフドッグス名古屋の勝岡将斗選手のインタビュー。ドラフト1位指名の亜細亜大学草加勝投手の声も。お楽しみに! #スポ音 pic.twitter.com/nmYOTtd79p
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) November 4, 2023
…
若狭アナ:
ついつい私はネタバレをしてしまうんですが、
「山田久志の栄光に近道はなし」も当然、みなさんもご存知の通り収録しているんですよね。
1回につき、かなり山田さんとヒートアップして1時間くらいトークをして、
それを何週かに分けてお届けしているんですが、
「オリックスはなぜ強いか」という話もこの前、撮りました。
また後ほどお送りするんですが、もうネタバレをしちゃダメなのについつい言っちゃうんですよね(笑)
これは大きなポイントは先ほど獲った選手、
大谷さんは、
ヤクルトは良いところを伸ばす、
それが伸びていったら悪いところというか、欠点というか、
採用時は物足りなかったところも練習をして上手くなるという話をしましたが、
これオリックスはまさにその通り。
しかも結構、システマティックにしているそうで、
山田さんは、なんと言いましてもオリックスのOB会長ですから内部事情は詳しいです。
福良GM、中嶋監督、この2人でチームをしっかり立て直してきているんですが、
大きなポイントを山田さんが教えてくれたのは、
オリックスという球団は採用した時点で、
つまりドラフトがもう終わりましたから、この時点で、
「ドラフト1位のこの選手は、あるいはドラフト2位のこの選手はこう育てましょう」という青写真を球団がちゃんと描くんですって。
当然、それを春のキャンプ、3月の教育リーグやオープン戦、そしてシーズンが始まっても、
みんな、現場の首脳陣もいわゆる背広組の編成、GM、スカウト全員が共有しているんですよ。
例えば中日に置き換えると、
草加勝という投手はやがて将来、エースになっていってもらわなければ困る。
だから1年目は慌てて1軍に上げなくてもいい、
ちょっと体がまだ細いので、しっかりと体力を付けましょうと。
そういうざっくりしたものなのか、
細かく、例えば2軍登板数がこれこれ、ただ登板間隔はこれこれ空けるというふうに細かいのかどうかは分かりませんが、
何が言いたいかというと、
1軍の首脳陣も、2軍の首脳陣も、そして背広組も、
全員、「この選手はこう育てましょうね」という青写真を共有しているんです。
だから究極ですよ、誰が2軍監督になろうが、
誰が2軍コーチになろうと、誰が1軍コーチになろうと、やることはほぼ一緒なんですよ。
私はドラゴンズが大好きです。
ドラゴンズに期待しております。
来年のドラゴンズは本当にやってくれると思います。
もう見えます。
ただ、ちょっと山田さんの話と違うなと思ったのは、
立浪和義監督が、井上一樹2軍監督に伝えたとされるコメントを新聞で読みました。
「お前の好きなようにやってくれればいいよ」と。
これはオリックスではありえない話なんですよ。
なぜなら誰が2軍監督に来ても「今回はありがとうね、2軍監督に来てくれて。今、2軍にいるAという選手は、こういう未来予想図があって、今はここまで来ているだけれども、ここはちょっと足りない。ただ、あんまりここにフォーカスするよりも良いところを伸ばすということになっているから、打てなくても、あんまりつべこべ言わないでね。守れなくても、あまりつべこべ言わないでね、彼の良いところはここだからよろしくね」という教科書がもうあるんですよね。
青写真があるんですよ。
だから「お前の好きなようにやってくれ」は絶対にないんですよ、オリックスは。
だから僕はドラゴンズに期待しているんですよ。
他所が良いからと言って、全部、真似をする必要はないんですよ。
これはそれぞれにあった、育成方針があるわけですから、
来年は本当に楽しみにしております!
人間性を疑われますね、私はね(笑)
「日本シリーズが終わると今年もドラゴンズは動く…かも。なりふり構わず野手を獲りまくる…かも」
CBC・若狭敬一アナ「立浪監督はスカウト会議の冒頭でこう言ったそうです」
球団として選手個々のビジョンを明確にしているようですねぇ。