3者連続死球の悪夢…中日・橋本侑樹が1軍再昇格に向けて現在取り組んでいることは…

■2023.08.20 中日新聞

3連続死球の悪夢…再昇格へ橋本侑樹が追い求める「冷静さ」と「大胆さ」　【中日ロングインタビュー】


　―今季、1軍で4月から5月にかけて10試合連続で無失点に抑えた
　昨季途中から先発に挑戦し、ある程度軽く投げても相手が打ち損じてくれる、詰まらせることができるという感覚が分かるようになった。そういう心の余裕ができて、救援に回っても結果がついてきたと思う。

　―一方で5月30日のソフトバンク戦で3連続死球を与え、2軍降格となった
　走者がいる場面で登板し、絶対に点を取られたくない気持ちが先走りすぎて変な力みにつながった。やってしまったことは仕方ないので、同じことをしないように。もちろん心の中にはあるけど、あまり引きずらないようにしている。

　―今、意識的に取り組んでいる部分は
　試合の中で、立ち上がりをどれだけうまく入れるかをいつも意識している。フォームも自分で一から、体全体の使い方を見直した。昨年のオフから（テイクバックを小さくする）ショートアームを試したけど、やり過ぎたところもあったので。特に重視しているのは股関節と右肩の使い方。体の開きを抑えて、安定につなげたい。

　―今の状態
　良い時、悪いときが交互に出てしまうところがある。悪いときが何でだめかというよりも、良い時が何で良いのかを重点的に考えるようにしている。走者を背負った状況で慎重になりすぎて、しっかりしたフォームで投げられないのが一番の課題。そこでどれだけ大胆に開き直って1球目からいけるかだと思う。球は1軍のときより今の方が良い。そこは自信を持っている。

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