中日・清水達也投手、"外国人キラー"だった　その秘訣を明かす

■2022年シーズン成績

中日・清水達也（22歳）
【1軍投手成績】
54試合 3勝3敗 32ホールド 1セーブ防御率3.04
50回1/3 奪三振51 奪三振率9.12 与四死球18
WHIP0.89 被打率.163 K/BB3.00
【2軍投手成績】
1試合 0勝0敗防御率0.00
1回奪三振2 奪三振率18.00 与四死球0
WHIP1.00 被打率.250 K/BB-
【オープン戦投手成績】
5試合 1勝0敗防御率0.00
5回奪三振2 奪三振率3.60 与四死球1
WHIP1.00 被打率.267 K/BB2.00

2022.09.28【NPB】8回裏清水達也昨夜の悔しさ晴らすパーフェクトピッチ！三人斬り中日ドラゴンズ（vs横浜DeNA）

5年目に覚醒“7回の男”…外国人打者封じ込めた中日・清水「裏をかくよりも投げきること」で被打率1割3分6厘#清水達也 #中日ドラゴンズ https://t.co/u65G0Z927y
— 中日スポーツ (@chuspo) December 5, 2022

■2022.12.05 中日スポーツ

5年目に覚醒“7回の男”…外国人打者封じ込めた中日・清水「裏をかくよりも投げきること」で被打率1割3分6厘

　そんなセットアッパーを語るのが、1割3分6厘という数字だ。22打数3安打と完璧に封じ込めたのは、各球団の外国人選手（投手は除く）。今季のセ・リーグには30ホールドポイント以上挙げた投手が6人いるが、阪神・湯浅に次ぐ低打率だった。

　「長打を警戒して、低め、低めとなるところですが、僕は外国人だからこそアバウトにと思っています。キチキチに投げようとしてカウントを悪くすると、分が悪くなる。投げ切れさえすれば、抑えられる。そう思って投げていました」

　1打点。長打ゼロ。半分強の12三振を奪った外国人キラーは、こう自己分析した。150キロ超のストレートに、ほぼ完璧に偽装されているフォーク。さらにはNPBトップレベルの3000回転超のスピン量を誇るカーブを備えている。この3球種に、打者は迷う。だから「裏をかくよりも、投げきること」を重視して、パワーに対抗した。

　14人と計25度対戦し、安打はウォーカー、ポランコ（巨人）、マルモレホス（楽天）に1本ずつ。そんな清水が選んだ「ベスト」は、9月28日のDeNA戦（横浜）だった。珍しく7回にロドリゲスが投げ、清水は均衡が破れた直後の8回に登板した。2死で出てきた代打がオースティン。いいコースに落としたはずのフォークに、2球続けて手を出さなかった。「真っすぐは危険」。誰もが思う。だから「目線を外すカーブ」でストライクを取った。4球目は151キロ。ただしクイックモーションで虚を突いた。空振りでカウントを整えた。勝負の5球目。普通は落とす。しかし、清水が待っていたサインを、捕手の石橋も出した。152キロの外角低め。オースティンのバットは反応もできなかった。

　「あれはひらめきでしたね。サインもばっちり合いました。前の日に僕がやられた（4失点で負け投手）悔しさを少しは晴らせたので」

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