中日2軍、3-13で10点ビハインドの9回　先頭に立って1番大きな拍手をしていた選手会長の姿

■2021.06.07 CBCラジオ

『ドラ魂キング』

16時からは「ドラ魂キング」をお聞きください。コロナ陽性の大谷ノブ彦さんに代わり、私がピンチヒッターを務めます。今日だけのコーナー「ドラゴンズわくわくファーム」では二軍選手情報をお伝えします。誰の「今」が知りたいですか？また、全てのお便りの中から1名様に1万円をプレゼントします！ pic.twitter.com/9VqMFMt58E

— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) June 7, 2021

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『京田陽太選手の話題』

若狭アナ：
京田選手、主力でプロ5年目で初めて2軍を経験するという。

京田選手に関しては私は昨日、仁村2軍監督と武山コーチに話を聞きにナゴヤ球場に行きました。

今、ナゴヤ球場のウエスタン・リーグは無観客です。

よりによって昨日の試合、ドラゴンズは私がナゴヤ球場へ到着した時に滅多打ちにあっておりまして、

7回表終了地点で2-13だったんです。


清水藍さん：
13！？

高校野球みたいな数字ですね（笑）

若狭アナ：
（笑）

高校野球の強いチームと弱いチームのスコアみたいでしょ。

9回表が終わった時点、あと最後に9回裏だけっていう時に3-13だったんですよ。

10点差ですよ、10点差、もう3時間半以上試合やっている。

無観客、2軍、正直そんなにモチベーション上がらないでしょ…？

清水藍さん：
疲れていたりしますものね。

若狭アナ：
しかも昨日暑かったんです。

そんな中、今の2軍というのはすっごく雰囲気が良いんですよ！

9回表を抑えた育成の上田投手、ルーキーなんですけれども、

「上田～！よく抑えた！」、3塁側のベンチの前でみんなが出迎えるんですよ。

「よく9回表、みんな0で抑えた！ よし9回裏、頑張るぞ！」というのが、

選手も当然、コーチも監督もみんなそういう雰囲気なんですよ。

ちょっとまさに高校野球っぽいんですよ。

清水藍さん：
本当に青春感あります。

若狭アナ：
その9回表を守った選手を先頭に立って出迎えて1番大きな拍手をしていたのが京田選手なんですよ。


これ客0ですよ、3-13ですよ、2軍の試合ですよ。

出迎える、確かに大事ですよ。

京田選手はやっぱり心を入れ替えて、もう1回、チームの自分は一員であり、

そしてここから2軍のメンバーと一緒に這い上がって上に行くんだと、

そして「みんなチームメイトなんだ、頑張るんだ、俺は選手会長なんだ」という想いが、あの姿に凄く感じられて、

9回裏、中日は5点取ったんですよ。

先頭バッターは石川昂弥ですよ。

そしてその石川昂弥がホームに帰ってきて4-13になった瞬間、

私ね、バックネット裏で見ていましたから聞こえたんです。

　石川昂弥：
　よっしゃ！！！


って言ったんです。

4-13になって「よっしゃ！！！」というのはなかなかないでしょ。

返す返すも無観客の2軍ですよ。

でも石川昂弥は帰って「よっしゃ！！！」といった時に3塁側のベンチも「よぉ～～～し！！！」

すっごくいい雰囲気！