■2020.11.28 中日スポーツ
【写真】日本プロ野球選手会が中日に送付した抗議文についてのリリース
報道関係者各位
中日ドラゴンズ球団代表の言動に関する抗議について
2020年11月28日
日本プロ野球選手会
事務局長 森忠仁
拝啓 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、この度、当会は、表記の件に関し、中日ドラゴンズに対して、抗議文を送付しましたので、ご報告いたします。
当会は、選手と球団は、球界の発展、球界の将来を共に考えるパートナーであり、危機的な状況においても共通の情報のもとに、前向きに話し合う関係づくりに努めてまいりました。この観点からも、信頼関係を維持できない事象の発生を避けるために、全力で選手に寄り添っていく考えです。ここ数年、選手と球団とのコミュニケーションが活発になり、誠実な協議が可能になるよう、当会は、契約更改における査定方法の十分な事前説明、年俸金額の事前通知を求めてきました。さらに今オフの契約更改については、例年とは前提となる試合数が異なるため、契約更改に関する球団から選手への十分な事前説明がより重要になります。
しかしながら、11月26日から始まりました中日ドラゴンズの契約更改交渉においては、中日球団代表による所属選手に対する査定方法の事前説明が二転三転したり、不十分な点があ りました。また、所属選手との契約更改交渉後に、同代表が、メディアに対して、一方的に所属選手が年俸金額で揉めているかの印象を与える発言をするなど、選手と球団の信頼関係を維持できない状況が発生しています。
そこで、当会は、中日球団に対して、これら球団代表の言動に強く抗議し、所属選手に対する十分な説明、誠実な協議を求める申し入れを行いました。敬具詳細はこちらから
日本プロ野球選手会が中日に対して抗議文を発送 加藤球団代表の言動に強く抗議と記載「選手と球団の信頼関係を維持できない状況が発生しています」
森野将彦さん、中日の契約更改査定方法に…「1シーズンは1シーズン。選手が一生懸命やったんですよ」
選手達が来季気持ちよくプレーするためにも納得できる状態で契約更改できるといいですが…。