■2020.05.10 中日スポーツ
18人中3人脱走…つらかったPL時代の寮生活 立浪さん踏み止まらせた“母の姿” 女手一つで息子をプロまで
[野球ファンに届ける 本紙評論家リレーコラム]立浪和義
今回は自分を含め、野球選手にとっての母親のありがたさを書こうと思う。
私の母は大阪で化粧品店を営みながら、女手一つで2歳上の兄と私を育ててくれた。兄も私も小学生のころからずっと野球をやっていたから、母は毎日が大変だったと思う。
私が入っていた茨木ナニワボーイズは当時、土、日だけでなく平日の月、水、金も練習。夏休みなど学校が休みの期間は毎日練習だった。母は仕事と家事だけで忙しいのに、兄と2人分のユニホームもほとんど毎日洗って用意してくれた。
高校ではPL学園に入ることができ、実家を離れて寮生活になった。この寮生活がものすごく厳しかった。自分たちの学年には18人いたけど、3人が脱走している。
つらかったけどやめなかったのは、ずっと母親が一生懸命に働く姿を見てきたからだ。働きながら育ててくれた母を思うと、しんどくてもがんばらなあかん、と踏みとどまることができた。
母には店の仕事があったので、練習や試合を見に来ることはなかなかできなかった。それでも、ずっと野球を続けさせてくれたから今の自分があると思っている。
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3人も…
まあ、美談になっているけど、ずば抜けた素質があったから切り抜けられたんだろうね
立浪は桑田に気に入られて清原から守られていたので他の同級生よりは楽だったと思う
素晴らしい寮生活
清原にさん付けされる立浪
桑田さんの付き人になるかそうでない怖い先輩の付き人になるかで人生そのものが変わる可能性もあるよね
脱走っていう言葉って普通高校生活では使わないよね
同期生の片岡氏の動画を見ると…よく分かります
壮絶な寮生活だったようです。