■2020.04.30 Full-Count
中日は理想的オーダー、2番福田も一手? セイバー目線で12球団の打順を考察
日本のプロ野球ではやはり3番から5番までのクリーンアップが重視される。だが、MLBでは“最強の打者”は2番に入るのがトレンドだ。これはMLBで広く浸透しているセイバーメトリクスの影響が大きい。
セイバーメトリクスではどれだけ多くの得点を奪うかを考える。より多く得点を取るためには、より多くの出塁が必要だ。打順は1つ繰り下がることに年間15打席ほど減少し、1番と4番では年間で45打席、1番と9番では120打席もの差が出る。そのため、1番や2番により良い打者を置くほうが結果的にシーズンを通じて得点の機会を増やすことに繋がるとされている。
1番は走者がいない状況で打席に立つことが多いことから、MLBでは、より多くの得点創出のチャンスになる2番に最強の打者を置く。1番、2番、4番が最重要視され、続いて3番と5番が重視される。これまで2番にはバントなどの“繋ぎ”が求められてきたが、セイバーメトリクスの分析では、バントは得点期待値を下げるとして基本的には戦術として推奨されていない。では、この視点から12球団を見ると、一体どんな打線になるのか。第8回はセ・リーグの中日を見ていく。
昨季、セ・リーグで5位に沈みながら、リーグトップのチーム打率.263をマークした中日。広いナゴヤドームを本拠地しているため、本塁打数は12球団で最も少ないが、主力の打者たちの打撃指標は決して悪くない。
そして中日の打線は、セイバーメトリクスの指標から見ても、かなり理想的な並びとなっている。チーム内で打撃指標のトップに位置する面々が上位打線を固めており、組み替える要素はあまりないと言える。
その中日で打撃指標がトップなのは福田永将内野手、そしてダヤン・ビシエド内野手が続く。福田は出塁率.358、そしてOPS.877を記録している。ビシエドは出塁率が.374、OPSは.870。この2人を打線の核に据えたい。
▼予想打順
▼セイバー打順
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中日・福田永将選手が子供の頃、家にいる時やっていたものとは…?
フォロワーさんの反応 / ネットの反応
試合を決める一打を持ってる福田はスタメンに置くべき!
2番福田は悪くない案だが、脚が遅くて1番が出塁してもゲッツーになる可能性がかなり高い
いっそのこと2番ビシエドとか
もう1人パンチ力のあるバッターがいれば良いのにっていつも思う
平田がもっとホームラン打ってくれたら最強だ!
2番に強打者を置くとしたら自分ならアルモンテ
ミート力が高くそれなりにパワーもある
それにスイッチだから左右どちらに対しても対応できる。何より怪我さえなければ調子安定なのが良い
福田は6番7番くらいで自由に打たせる方がリラックスするでしょ
平田しか2番に相応しい人物はいない
一回これでやってみてほしい
オープン戦の序盤試された高橋の2番も上手く行かなかったからこの2番が今後の中日打線の最大のポイントになりそう
ここ数年NPBでも「2番」への考え方が大きく変わってきており、中日打線でも本当に色々なパターンの2番打者が考えられちゃいますね。