■2026.10.10 CBCラジオ
『若狭敬一のスポ音』

…
若狭アナ:
今シーズン規定投球回をクリアした、
もうクオリティスタート何度も、何度もう経験したという柳裕也投手、
結局、勝ち星は7勝でしたが、
どうですか?もう2ケタ勝っててもおかしくないですよね。
そんな柳投手が9月28日右肘クリーニング手術を受けました。
クリーニング手術というのはネズミと呼ばれる遊離軟骨の除去手術です。
私、実は3月の、半年前ですね。
オープン戦の時に柳投手から、
柳:
実はネズミがいて、痛みも違和感も今あって、
注射でなんとかなりそうな今はレベルなんですが、
おそらく秋に手術します。
と打ち明けられていました。
シーズン中は、この情報は伏せていました。
そんな柳投手、オープン戦は絶不調。
その不調が嘘のようにシーズンに入りますと好投を続けました。
開幕投手を務めて4月,5月も試合を作り続けます。
柳投手は、
柳:
ネズミの居場所が良かったのか、
痛みはそんなに春先は出ませんでした。
と。
そうなんです。
これネズミというだけあってね、ちょろちょろするんですよ。
遊離軟骨は肘の中で動く。
その居場所によって肘の痛み、痺れが出たり出なかったりするんです。
柳:
居場所が悪くなったのは交流戦あたりからでした。
激しい痛みが出て、
中6日の大事な大事な調整期間、
前回の登板で出た課題を克服するための、この6日間なんですが、
ほとんどその課題克服のための練習はできなかった。
状態はますます悪化します。
「いや、これネズミじゃなくて、靭帯が損傷しているかもしれない」と思い、
検査もこっそりしました。
無事でした。
やはり原因はネズミだったんです。
いよいよ、日常生活にも支障を来すようになってきました。
歯磨きやシャンプーでも痛みが出るようになりましたし、
登板後に右肘が異常に腫れたことも2回ありました。
ただ、腫れたのは水がたまったのが原因なんですが、
そのおかげで奇跡的に遊離軟骨が肘の中で動いて、
痛みや痺れが取れることもありました。
と(笑)
もうこれ水がパンパンに溜まるってことは、良くないんですけども、
その水の中をなんか泳ぐのかな?(笑)
柳:
その水のおかげで居場所が良くなることもありました。
と振り返りました。
「水はどこで抜いたんですか?」、
柳:
病院です。
病院でお医者さんから、
「柳さん、よくこんな肘の状態で投げていますね、尊敬します」って言われました。
いよいよ9月に入って限界を迎えて、
甲子園の阪神戦がラスト登板になった。
ということです。
「柳さん、あなたそんな肘の状態でよく今シーズン結果が出しましたね?」、
柳:
それはスタッフを含めて周りの方のサポートのおかげです。
あと、ここが今日の一番のポイントです。
柳:
自分のスタイルに確信を持てたことが大きいです。
過去2年の失敗を今年、生かせました。
ん?自分のスタイル?過去2年の失敗?
柳裕也投手2024年、2年前、13試合わずか4勝5敗でした。
柳裕也投手は、
柳:
実は2024年のオフに外部スタッフにアドバイスをもらったんです。
「えっ、外部スタッフ?」、
柳:
まぁ野球塾みたいなものです。
と。
そうなんです。
実は柳裕也投手も2024年のオフ、野球塾に行っていたんです。
柳:
目的はスピードアップが目的でした。
真っすぐが早くないことが自分の弱点、ウィークポイント、
そこを改善しようと思ったんです。
ただ、僕ももうプロで長くやっていますので、
速い球を投げる理屈は分かっていたんです。
でも、念のため野球塾に行ったんです。
外部スタッフのアドバイスはすぐ理解できました。
そうなんですよね、
ベースの知識があるから。
並進運動を早くして、
着地した瞬間地面反力をもらって左足を突っ張って骨盤から胸郭、
胸郭から指先へ力をロスなく伝えれば球は確実に速くなる。
柳:
実際にすぐ速くなりました。
と。
もう説明もね、ツラツラツラツラツラと見事に。
当然その知識のベースあるからなんですよね。
で、その野球塾で裏付けももらって、エクササイズももらって、実際球も速くなったと。
迎えた2025年です。
14試合3勝5敗。
肩の怪我もあったんですけども。
この年を振り返って柳投手は、
柳:
球は速くなりましたが、打たれました。
なぜか色々と突き詰めていった結果、
どうもその球を速くするフォームだと、
最後の最後のリリースが少しぶれる、
再現性が落ちる、
要はコントロールが少し悪くなるんです。
と。
ここは難しいですよね。
アスリートとして課題を発見して、
その課題を克服し、高みを目指すことは悪いわけではありません。
しかし柳投手の場合ウィークポイント改善作戦が、ストロングポイント悪化行為になっちゃったんです。
ウィークポイント改善作戦がストロングポイント悪化行為になっちゃったんです。
この2024年、2025年の取り組みの失敗を経て、
さあ迎えたのが去年のオフ2025年のオフでした。
一体何をしたのか。
ネクストベースに行って検査したんです。
ネクストベース。
これは先日、「スポ音」の中で、
中日ドラゴンズに新しく入ったバイオメカニストの中島さんの話をした時に、
ちらっと言いました千葉県の施設です。
そうです。
動作解析をするこの千葉県の施設の名前がネクストベースというところなんです。
ここに柳投手は自ら足を運んで。
マーカーをつけて板の上で投げたんです。
すると、
柳:
課題はやっぱり並進運動でした。
僕はもともと並進運動があまり速くない。
だから球が遅いっていうのは、よく分かっていたんですが。
ネクストベースでもっと精密に検査をすると、
並進運動っていうのは速いか遅いかだけではなく、
上手いか上手くないかもある。
と。
ここも簡単に説明してくれたんですが。
柳裕也投手は、
柳:
「速さはそんなに速くないけど、上手い。だからそんなに力はロスしていませんよ」ということだったんです。
それでものすごく安心しました。
じゃあ今から並進を速くして、
もともと上手さがあるわけだから、
並進運動を速くして地面反力をもらって骨盤から胸郭、胸郭から指先へと、
スピードアップのためのフォームにしたところで。
せいぜい147km/h、148km/h。
今、バンバンと宏斗なんか155とか投げますからね。
あんなピッチャーがバンバンいる中。
自分の強みだったコントロールがブレるくらいなら、
もう球速アップは捨てて、
よりこのコントロールを磨く方向にシフトチェンジしたほうが、
NPBの中で特殊なピッチャーになれる。
と。
今、確かに針の穴を通ようなコントロールというピッチャー、
ストレートはそんなに速くないけど、
色々な球種を色々なコースに投げるピッチャーの方がちょっと特殊ですよね。
球が速い、高速化している。
で、いわゆるゾーン、ストライクゾーンに少しアバウトに投げて、
力でねじ伏せるというピッチャーが確かに多い中で、
あるいは物凄い、とんでもないフォークボールを投げるとかね。
そういうピッチャーが多い中で、
柳裕也投手のようなピッチャーのほうが少し特殊になっていると。
柳:
だから今年はとにかくコントロール、コントロール、コントロール。
自分の持ち味はコントロールなんだと思って磨いたことが、
ひょっとしたら良い結果になった理由かもしれません。
と。
「コントロール、柳さんどうやって身につけるんでしょう?」
柳:
いや、これはおそらく科学でも判明しないんじゃないですか。
感覚的なものですから。
僕が良かったなと思うのは、子供の頃。
家の前に壁があって、
石でしるしをつけてマジで365日延々と壁当てをしていたんです。
その時からきっと養われてきた、
この指先の最後の最後のリリースがピタッと合うっていう感覚が、
僕の武器なんだと改めて思いました。
と。
『若狭敬一のスポ音』

明日の「スポ音」コラムは「医者がびっくりするほど右肘がボロボロなのに柳裕也投手が活躍できた理由とは」と題して語ります。柳投手が今年から投げ始めた球種とは?新監督をひたすら占っている「川上憲伸のベースボールトーク」は温かい気持ちでお聞きください!笑
— 若狭敬一のスポ音 (@cbcspoon1053) October 9, 2026
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若狭アナ:
今シーズン規定投球回をクリアした、
もうクオリティスタート何度も、何度もう経験したという柳裕也投手、
結局、勝ち星は7勝でしたが、
どうですか?もう2ケタ勝っててもおかしくないですよね。
そんな柳投手が9月28日右肘クリーニング手術を受けました。
クリーニング手術というのはネズミと呼ばれる遊離軟骨の除去手術です。
私、実は3月の、半年前ですね。
オープン戦の時に柳投手から、
柳:
実はネズミがいて、痛みも違和感も今あって、
注射でなんとかなりそうな今はレベルなんですが、
おそらく秋に手術します。
と打ち明けられていました。
シーズン中は、この情報は伏せていました。
そんな柳投手、オープン戦は絶不調。
その不調が嘘のようにシーズンに入りますと好投を続けました。
開幕投手を務めて4月,5月も試合を作り続けます。
柳投手は、
柳:
ネズミの居場所が良かったのか、
痛みはそんなに春先は出ませんでした。
と。
そうなんです。
これネズミというだけあってね、ちょろちょろするんですよ。
遊離軟骨は肘の中で動く。
その居場所によって肘の痛み、痺れが出たり出なかったりするんです。
柳:
居場所が悪くなったのは交流戦あたりからでした。
激しい痛みが出て、
中6日の大事な大事な調整期間、
前回の登板で出た課題を克服するための、この6日間なんですが、
ほとんどその課題克服のための練習はできなかった。
状態はますます悪化します。
「いや、これネズミじゃなくて、靭帯が損傷しているかもしれない」と思い、
検査もこっそりしました。
無事でした。
やはり原因はネズミだったんです。
いよいよ、日常生活にも支障を来すようになってきました。
歯磨きやシャンプーでも痛みが出るようになりましたし、
登板後に右肘が異常に腫れたことも2回ありました。
ただ、腫れたのは水がたまったのが原因なんですが、
そのおかげで奇跡的に遊離軟骨が肘の中で動いて、
痛みや痺れが取れることもありました。
と(笑)
もうこれ水がパンパンに溜まるってことは、良くないんですけども、
その水の中をなんか泳ぐのかな?(笑)
柳:
その水のおかげで居場所が良くなることもありました。
と振り返りました。
「水はどこで抜いたんですか?」、
柳:
病院です。
病院でお医者さんから、
「柳さん、よくこんな肘の状態で投げていますね、尊敬します」って言われました。
いよいよ9月に入って限界を迎えて、
甲子園の阪神戦がラスト登板になった。
ということです。
「柳さん、あなたそんな肘の状態でよく今シーズン結果が出しましたね?」、
柳:
それはスタッフを含めて周りの方のサポートのおかげです。
あと、ここが今日の一番のポイントです。
柳:
自分のスタイルに確信を持てたことが大きいです。
過去2年の失敗を今年、生かせました。
ん?自分のスタイル?過去2年の失敗?
柳裕也投手2024年、2年前、13試合わずか4勝5敗でした。
柳裕也投手は、
柳:
実は2024年のオフに外部スタッフにアドバイスをもらったんです。
「えっ、外部スタッフ?」、
柳:
まぁ野球塾みたいなものです。
と。
そうなんです。
実は柳裕也投手も2024年のオフ、野球塾に行っていたんです。
柳:
目的はスピードアップが目的でした。
真っすぐが早くないことが自分の弱点、ウィークポイント、
そこを改善しようと思ったんです。
ただ、僕ももうプロで長くやっていますので、
速い球を投げる理屈は分かっていたんです。
でも、念のため野球塾に行ったんです。
外部スタッフのアドバイスはすぐ理解できました。
そうなんですよね、
ベースの知識があるから。
並進運動を早くして、
着地した瞬間地面反力をもらって左足を突っ張って骨盤から胸郭、
胸郭から指先へ力をロスなく伝えれば球は確実に速くなる。
柳:
実際にすぐ速くなりました。
と。
もう説明もね、ツラツラツラツラツラと見事に。
当然その知識のベースあるからなんですよね。
で、その野球塾で裏付けももらって、エクササイズももらって、実際球も速くなったと。
迎えた2025年です。
14試合3勝5敗。
肩の怪我もあったんですけども。
この年を振り返って柳投手は、
柳:
球は速くなりましたが、打たれました。
なぜか色々と突き詰めていった結果、
どうもその球を速くするフォームだと、
最後の最後のリリースが少しぶれる、
再現性が落ちる、
要はコントロールが少し悪くなるんです。
と。
ここは難しいですよね。
アスリートとして課題を発見して、
その課題を克服し、高みを目指すことは悪いわけではありません。
しかし柳投手の場合ウィークポイント改善作戦が、ストロングポイント悪化行為になっちゃったんです。
ウィークポイント改善作戦がストロングポイント悪化行為になっちゃったんです。
この2024年、2025年の取り組みの失敗を経て、
さあ迎えたのが去年のオフ2025年のオフでした。
一体何をしたのか。
ネクストベースに行って検査したんです。
ネクストベース。
これは先日、「スポ音」の中で、
中日ドラゴンズに新しく入ったバイオメカニストの中島さんの話をした時に、
ちらっと言いました千葉県の施設です。
そうです。
動作解析をするこの千葉県の施設の名前がネクストベースというところなんです。
ここに柳投手は自ら足を運んで。
マーカーをつけて板の上で投げたんです。
すると、
柳:
課題はやっぱり並進運動でした。
僕はもともと並進運動があまり速くない。
だから球が遅いっていうのは、よく分かっていたんですが。
ネクストベースでもっと精密に検査をすると、
並進運動っていうのは速いか遅いかだけではなく、
上手いか上手くないかもある。
と。
ここも簡単に説明してくれたんですが。
柳裕也投手は、
柳:
「速さはそんなに速くないけど、上手い。だからそんなに力はロスしていませんよ」ということだったんです。
それでものすごく安心しました。
じゃあ今から並進を速くして、
もともと上手さがあるわけだから、
並進運動を速くして地面反力をもらって骨盤から胸郭、胸郭から指先へと、
スピードアップのためのフォームにしたところで。
せいぜい147km/h、148km/h。
今、バンバンと宏斗なんか155とか投げますからね。
あんなピッチャーがバンバンいる中。
自分の強みだったコントロールがブレるくらいなら、
もう球速アップは捨てて、
よりこのコントロールを磨く方向にシフトチェンジしたほうが、
NPBの中で特殊なピッチャーになれる。
と。
今、確かに針の穴を通ようなコントロールというピッチャー、
ストレートはそんなに速くないけど、
色々な球種を色々なコースに投げるピッチャーの方がちょっと特殊ですよね。
球が速い、高速化している。
で、いわゆるゾーン、ストライクゾーンに少しアバウトに投げて、
力でねじ伏せるというピッチャーが確かに多い中で、
あるいは物凄い、とんでもないフォークボールを投げるとかね。
そういうピッチャーが多い中で、
柳裕也投手のようなピッチャーのほうが少し特殊になっていると。
柳:
だから今年はとにかくコントロール、コントロール、コントロール。
自分の持ち味はコントロールなんだと思って磨いたことが、
ひょっとしたら良い結果になった理由かもしれません。
と。
「コントロール、柳さんどうやって身につけるんでしょう?」
柳:
いや、これはおそらく科学でも判明しないんじゃないですか。
感覚的なものですから。
僕が良かったなと思うのは、子供の頃。
家の前に壁があって、
石でしるしをつけてマジで365日延々と壁当てをしていたんです。
その時からきっと養われてきた、
この指先の最後の最後のリリースがピタッと合うっていう感覚が、
僕の武器なんだと改めて思いました。
と。
中日・柳裕也、実はシーズン前から肘が…?
中日・柳裕也からの差し入れドーナツ【写真】
柳投手が明かしました。





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