■2019.11.13 東海テレビ
病と闘う祖父との約束…「もう1度プロで」中日戦力外の友永 かつての“背番号1”が運命のトライアウト
悔しさばかりが残ったプロ生活。それでも再び勝負の舞台に戻ろうとトライアウトへの参加を決めた。後押ししたのは、祖父だった。友永選手の祖父・豊次さん85歳、肺の病と闘っていた。
友永選手の祖父・豊次さん:
「いつもテレビを見ていて、翔太が出ないかなって。(友永選手は)野球が好きだからね、それで食べていければ一番いいんだけど。だからトライアウトは応援したい」
友永選手:
「今回ね、トライアウト受ける、もう1度プロを目指してやるっていう頑張っている姿を見て、もう1回元気出してくれたらなって思って、そういう気持ちで頑張ってきます」
祖父・豊次さん:
「ありがとう。頑張ってな。応援する。どこの球団でも引っかかればそれが一番だ。お前がカムバックしてくれたら、オレ(の病気)も良くなる」
友永選手:
「頑張るわ、よし頑張る」
トライアウトを前に名古屋に帰ってきた友永選手に11月6日突然の別れ…。祖父・豊次さんが肺炎で亡くなったのだ。
友永選手:
「すごい応援してくれていたので、本当に悲しいし、でもそういう気持ちも背負って受けるトライアウトなので1人じゃないというのは僕もすごい感じていますし、本当にいい報告をしたいなというのが今の気持ちです」
─トライアウトの結果は4打数ノーヒット…。
友永選手:
「(祖父には)一区切り、トライアウト終わったよっていう、結果は別としてね、やっぱり今までの感謝と…感謝ですね、本当に。その部分はやっぱり報告したいなとは思っています。(今後のことは)今は考えられていないですけど、やっぱり結果も結果なので受けとめて、信じて連絡を待つしかないですし、きょうがユニフォーム姿最後になるかもしれないし、そういうものは自分で噛みしめて連絡を待ちます」
球団は5日に以内に興味を示した選手に対し、連絡することになっている。
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様々な想いを抱きながら受けたトライアウトだったんですね…